「舟を編む」のカテゴリを含む記事
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舟を編む 第11話(終)「灯」感想 灯を受け取り、誰かに渡して行く。そんな生き方ができたらいいな。
大渡海がついに出版。松本先生の言葉が心に沁みる良い最終話でした。先生は大渡海の完成を見ずにあの世へと旅立たれてしまいましたが、見舞いに訪れた荒木と馬締が持ってきてくれた刷り上がったページを愛しむように指でなぞるシーンがとても印象的でした。みんなが作り上げたものを手にした先生は、ほんとうに嬉しそうでしみじみとしてしまいましたが、彼の辞書編集にかける気持ちや真摯な思いが、荒木や馬締、そして西岡たち玄武...
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舟を編む 第10話「矜持」感想 矜持を持つことを支えてくれる人の存在に感謝です。
大渡海完成まであとわずか。しかし、体調を崩された松本先生が気にかかります。アルバイトさんたちを雇って編集漏れの語彙がないかチェックを進める辞書編集部。慣れない作業に彼らも慣れ、編集部社員の真剣に取り組む姿勢と西岡のフォローのおかげもあって、多くのアルバイトさんたちを迎えた職場は、一丸となって作業の完成を目指している雰囲気に包まれていましたね。そして作業を進めているある日、体力の限界を多くの者が迎え...
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舟を編む 第9話「血潮」感想
大渡海用の紙を開発し続けた青年はよく頑張りましたね。しかしここで思いもかけぬ展開に…辞書完成まであと何年かかるんでしょうか。西岡が宣伝部に移動して行ってから10年ほどの歳月が過ぎ、玄武書房の女性ファッション誌から移動してきた岸辺みどりが辞書編集部に落ち着いてきた頃、未だ馬締のキャラに馴染めない彼女は西岡の隠していた馬締のラブレターを見つけました。そんなこともあって彼女は西岡に馬締の事をメールで聞き、...
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舟を編む 第7話「信頼」感想
西岡さん彼女とゴールインする覚悟を決めたかな?土下座しなかった彼のシーン最高でしたね。外部発注していた辞書に載せる原稿が届き、その校正や掲載するための取捨選択について話し合う西岡と馬締。そんな二人の話し声が耳に入って来た松本先生は、諸用の時間が迫っているのも忘れて、二人のやりとりを聞いていたようですね。そして先生によれば、二人が辞書編集の仕事を続けている内に、良いコンビになって来ましたねということ...
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舟を編む 第6話「共振」感想 恋文ってわからなかった…ですよねぇ。
いいお返事のシーンでした。なんか目がうるうるしましたよ。恋文の返事がもらえるかと馬締は夜通し起きていたんでしょうか。翌朝落ち着かない気持ちのまま早くから下宿屋を出て行こうとしますが、そこでばったり香具矢に出会ってしまい逃げるように会社に行ってしまいましたね。これはダメだなぁと馬締の様子にそう思いましたが、会社に行ったら行ったで今度は西岡が来春から宣伝部に移動と云うのが部署のみんなに知れて、公私とも...