赤髪の白雪姫 第1話「出会い…色づく運命」感想

ゼンと白雪のラブコメに期待したくなってきました。
なんかいいなこの二人。彼女にちょい甘える仕草のゼンとか見てみたいですね。

憎まれ役のラジ王子がなんか面白いのはキャスティングのせいでしょうか。
気取ったり泡食ったり、どこか憎めない様子を楽しむのが癖になりそうです。

ストーリーの方は追い詰められたヒロインを白馬の王子様が救うという王道展開でしたが、白雪が芯のある娘だったり、彼女を救ったゼン王子にちょっぴりツンなところがあったり、人物の見せ方の良さに惹かれるままラストまで楽しく観ることができました。

背景をはじめとする作画の雰囲気にも、そう強くはありませんが女性よりのファンタジーらしさを感じて、いつも見ているバトルものや癒し系の作品とは違った風味を楽しむことができたと思います。

それにしても白雪の薬をいまいち信用しないゼンの目の前で、自ら腕をペシペシして薬を塗り、その安全性を訴える白雪ちゃんは一瞬行商のガマの油売りかと思いましたよ。
優しくも芯のしっかりした娘という印象は随所から感じとっていましたが、たまに頓珍漢なこともしてしまう女の子なんでしょうか。
今後のゼンとの絡みが俄然気になってくる、そんなシーンでした。



あらすじ : 赤い林檎のような美しい髪を持つ白雪。
彼女は幼い頃から薬事を学び、タンバルン王国の街の薬剤師としての人生を歩んでいた。
しかし、彼女の元をいつも訪れるおばあさんが喜んでくれそうな、鎮痛に効き目のある薬草を摘んで帰ったある日、突然王国のラジ王子から愛妾の座を用意される。
そして、困った白雪は隣国のクラリネス王国へと逃れるのだったが…。



強引でしかしどこか甘えるところも感じられた白雪の手にある林檎をゼンがかじるシーン。
求められているのはこれか！このアニメ見て男子力をアップするぜ！！

但し、イケメンに限る。と何処かから聞こえてきそうですが…。
それはさておき、クラリネス王国の第二王子であることが、暗殺から身を守るために彼にある程度の対毒性を身につけさせ、王子の証である紋章をラジ王子に示す事で愛妾の件は解決を迎えましたが、このラジ王子は面白いので、初回だけの出落ちキャラにしてしまうのはもったいないところですね。

あまりに初回がよく纏まっていたので、今後の展開が浮かんできませんが、白雪がこれからクラリネス王国でどんな暮らしをする事になるのか、エンディング中に彼女が何処かで薬草を見ているシーンがあったので、薬剤師としての仕事を続けることはできるみたいですね。

そして、その場所が今後のお話の舞台となりそうですが、ラジ王子の再登場とか、ゼンの第二王子というポジションが話を転がして行くんでしょうか。
ゼンの側近であるミツヒデと木々、そしてエンディングのバルコニーのカットで彼らと一緒にいたもう一人の少年も気になる存在です。

そんな白雪とゼンを取り巻く人物たちのお話も楽しみに、二人の人生がどうなって行くのか、次なる展開を待ちたいと思います。