がっこうぐらし！ 第2話「おもいで」感想

シャベルがサバイバル用品すぎて怖い。
アバンからもうこれやるの！？と衝撃走るくるみちゃんの過去話回でした。

くるみちゃんの過去話は結構辛いので、いつやるんだろうと思っていましたが、2話開始早々に先輩の姿が映し出されたので、もうやるんだと驚きつつゾクリとしてしまいました。
先輩に憧れるくるみちゃんがとっても可愛い感じだったのが、もわもわっと黒い霞がかかり出すと同時に、生きるために決断を迫られる女の子になってしまうのは、とても辛いことですね。

この可愛さと怖さの落差が面白いところなんでしょうけど、そのまま続くオープニングにゾンビたちがウロウロし出したのは、なんとも独特な雰囲気を感じさせていました。
そして初回でネタバレして、さてこれからどうなって行くのか今後を占う上で見ておきたかった第2話ですが、萌え萌えっとしたものは少ないものの、女の子同士の想いのやりとりが面白く、バランスの良いエピソードの作りだったと思います。

物資の不足を補うために、バリケードの外へ出ることを決めた学園生活部部長りーさんをはじめとする三人の緊張感が描かれる中、それを夏休みの肝試しイベントに変換してはしゃぐゆきの異質さが、可愛いいのに怖いものがすっと顔を覗かせるんじゃないかと、肝試しで感じる不安感のようなものを呼び起こしにくるようですね。

さておきゾンビに迫られることになったゆきに向かって、彼女だけが見えているめぐねぇが静かに身を潜めるように言ってきますが、幻想の世界で生きるゆきにとって、めぐねぇの存在が本当の世界の姿とゆきを繋げる唯一のもののようですね。

この辺りを描くのが、おそらくワンクールの山場に来ると思いますが、りーさんとみーくんの過去話も楽しみなところですね。
そして四人一緒に寝ているところとか、柔らかい表情をする女の子たちの可愛いシーンやカットをもっと見てみたいと思います。