2013
04/23
火

ベローズと話し合った後、エイミーもその場を後にする
その去り際、エイミーの言葉に思うところがある様子のレド
今回、一番興味をそそられたシーンでした
SFの世界観を楽しませつつロボット同士の戦いで盛り上がり、最後はきっちり人間を描いてみせる、とても贅沢な第3話
そして、いかにも日本のアニメらしい脚本だったと思います

面目丸つぶれになった海賊が、やって来るのは当然の成り行きですが
俺超強いさんの扱いを巡って、話のまとまらないガルガンティアの人々
その結論を導くための一番の障害は、レドとチェインバーの行動の判断基準が未だつかめていない事
どちらに付くかで結果が見えているし、味方に引き入れるにしても、どうしたものか埒があかない様子
一方、レドとチェインバーは命を奪った事のツケが、どれ程の被害をガルガンティアにもたらそうとしているか、全く想像もついてない様子でしたね
そこをまず理解してもらおうと動きだしたのがベローズ姉さん
自分自身が利を得ようと先行し過ぎたという気持ちもあったのではないでしょうか
そして、年長者がレドの手は借りない、若いものはそうでもないという
大まかに年齢層で意見が別れるところでしたが、お姉さん的な立場のベローズに、この役割を持たせたのは巧みな選択で、よく練って仕上げて来てるなって感じます

よく練ってあると言えば、ロブスターぽいロボットが、最近可愛らしく見えてきたチェインバーと戦うのが
私には、どこかコミカルに見えて面白かったですね
技術力の差によるものなのか、海賊の姐さんが憎めないキャラクターだったからなのか
昭和臭の漂う中、人間臭いロボットバトルの懐かしさを楽しんでいました
こんなのもいいですね(=´∀`)人(´∀`=)
そう思うと、やっぱりこの作品には、人間を描いていくところを期待して見ていきたいなと
今まで言葉の壁のせいもあって、見ている方としては、レドがチェインバーの翻訳を通して非常に理性的というか
感情に乏しい、或いは相手に対してそれを伝える必要の無い世界で生きていたのではないのか?というイメージが強かったが
エイミーの「ありがとう」の言葉を心で感じたレドが、作られた宇宙の兵士から、初めて人間として生き始めるきっかけを得たのだと思う
たどたどしく伝えたレドの前でエイミーは微笑んでいたに違いない…
感謝の言葉で視聴者の目を滲ませる事ができるのは、こんな日本のアニメしかないだろう
監督と脚本家、そしてスタッフさんたちに拍手を送りたくなってしまった
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