2015
08/23
日

少女の歌には血が流れている。
少女たちを一歩も二歩も踏み込んで描くシンフォギアシリーズは、やっぱり面白いですね。
再び父親と会い心を引き裂かれた響に、私がいけないのと涙を流す未来。
しかし、響は笑顔を絞り出すように私は平気だと精一杯伝えようとする。
そして、今更やり直そうと平気で言える父親への煩悶をアルカノイズにぶつけてしまう響。
切歌と調が思った事をぶつけ合い、それを乗り越えて強くなって行くのに比べ、響は未来に心配かけまいとひとりで抱え込んでしまうのが対象的でしたが、怒ったり泣いたり、そして時に持って行き場の無い気持ちを無意に人にぶつけてしまうのを描くのは、シンフォギアシリーズが人を人として描こうとしているからではないでしょうか。
ある意味そんなシーンは視聴者に不快を与えかねないと思いますが、テンプレの笑顔や泣き顔にとどまらず、ヒロインだって面白くない気持ちの時もあるとばかりに、キャラに一歩踏み込んだ描写をするのはとても見応えがあるし、少女の歌には血が流れているのキャッチフレーズで始まった、この作品らしいところだと思います。
さておき、切調のWイグナイトモード変身と、おでこを合わせてラブラブするシーンも良かったですが、年長組のシャワーシーンも良かったですね。
よーく見たり画像アプリで夜モードにしたりすると、マリアさんのおもちの輪郭がしっかり描かれてるのが確認できますが、映像ソフトでは湯気が修正されるのか気になるところです。
そして今や切調の先輩となったクリスが、大人やSAKIMORIさんに手を引かれて前に進めた自分に比べ、切調が自分たちだけで先に進んで行きやがると嬉しそうにしていましたが、そんなところが板についてきたクリスを見ていると、彼女もずいぶん成長したなと感じますね。
ただだからこそ、彼女や切調たちはじめ、シンフォギア奏者たちが無理をしないかと心配になるのですが、ミカ退場と同時に復活したキャロルに対して、彼女たちが鞘走るのは避けられない事になりそうです。
エルフナインがキャロルとどのように繋がっているのかはまだ明白になっていませんが、キャロルがフォニックゲインを利用しようとしている事に響たちが気づくのはどの段階になるんでしょうか。
ともあれ、まずは次回のGXを楽しみに待ちたいと思います。

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ぬる~くまったりと 2015/08/23
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