赤髪の白雪姫 第10話「心蒼く、もっと深く」感想

ユリス島に住む少女キハルと青い羽根を持つポポが登場。
久しぶりのイケメン白雪ちゃんに感動していたら、突然の壁キスを目撃してしまった。

新しく島の領主となったブレッカ子爵に青い鳥を狩る事をやめさせようと、王宮のゼンの元へと願い出に訪れたキハル。
しかしそれが子爵の私利私欲による乱獲であったとしても、領主と領民の間の出来事の範疇を出る事はなく、おいそれと口出しできない事を苦々しく思うゼンだった。
そんな時、キハルと面識を得ていた白雪が、青い鳥が王国の役に立つ事があれば、ゼンが王子として差配する事ができると彼のところにやって来る…。

それにしてもポポの連絡役のテストは成功すれば国益になるものなのに、それを邪魔しようとポポがその音を聴き分けて目指す胡桃石の飾りを、白雪からもぎ取ってしまうブレッカは碌でもない子爵ですね。
そして彼の行為に激怒した白雪は彼に閉じ込められてしまいましたが、そこからが白雪のターンの始まりで、城郭を囲む堀に投げ捨てられた胡桃石の飾りを追って、勇ましく飛び込んで行きました。

これには異変に気づいたオビもビックリでしたが、彼女の意を決した表情と、窓から見えた白雪飛び込みカットがなんとも迫力に満ちていて、白雪ちゃん飛び込んじゃうのかよー！！と思わず声が出そうになりました。

そんな興奮した彼女のターンでしたが、ともあれテストが成功しポポたち青い鳥の保護が決まる運びになったのは良かったですね。
ただ白雪自身は無傷では済みませんでしたが、大きな怪我を負わなかったので、結果オーライといった感じでしょうか。

そんな中、知らせを受けたゼンは血相変えて白雪の元へと急ぎましたが、事の結果と彼が来てくれたことを喜ぶ白雪の笑顔が素晴らしいですね。
これではゼンが吸い込まれる様に彼女に唇を重ねてしまうのも仕方がなかったと思います。

白雪にしてみれば、不意打ちのようなキスでしたが、もうゼンの気持ちは止まりそうにないんじゃないでしょうか。
そして次回は、キスされた白雪の気持ちを深堀りしてくれそうな感じです。
いよいよ二人の関係は恋人へと進むんでしょうか、だとしたらブレッカ子爵やハルカ侯爵が提起していた身分の違いが白雪の前に立ちはだかることになるんですが、そこを乗り越えるのがワンクール目の締めに来そうですね。

頼もしい白雪も、それを心配するゼンも、純粋で見ていて心地の良い作品ですね。
二人の出会いがどんな結実を迎えるのか、最後まで楽しみに視聴して行きたいと思います。