実は私は 第10話「素直になろう！」感想

福の神見習いのフクちゃんも茜校長もカオスしか連れて来ない。

自然に葉子を誘えるようになってきたアナザルこと朝陽。
ケーキバイキングと聞いてついお腹を鳴らしてしまった葉子は、最初はキバが見えてしまうと断っていたが、結局桜田たち三人と連れだってお店で楽しい時間を過ごしていた。
そんな時、嶋田の視線を奪ったミニスカートの制服姿をした外道クイーン・みかんが現れるのだったが…。

桜田たちは、葉子の事で朝陽が何かを隠そうとしているのをわかってるみたいですね。
そして何かあったら力になると言ってくれた桜田と岡田に、葉子も嬉しそうにしていましたが、そこから自分の事じゃなく委員長と彼が結ばれて欲しいという明後日の方向に行ってしまうのは、彼女が相変わらずニブイせいですね。

さておき、みかんの登場でロシアンシューZの完成が披露されましたが、なんで葉子があんなに嬉しそうにして食べたがるのか、まさにわけが分からないよ！という感じです。
そして自ら地雷を踏みに行こうとする彼女を、朝陽と嶋田が身を呈して防いだのは笑うところなんでしょうけど、ひとつ間違えたら世界を爆発させそうなロシアンシューは危ないですね。

そしてお話は、みかんがメガネをなくしてしまった事からギャグの方へとアクセルを踏み始めましたが、なんで彼女がメガネを大切にしているのかは、やっぱり朝陽に貰ったからでしたね。
その理由を知られまいとするみかんがなんとも可愛いですが、混乱するメガネ探しに茜校長が面白がって参加してからは笑いの連続といったところでしょうか。

オープニングで披露していた分身を使って、どれが本物か分からないだろうする茜校長のポンコツぶりに笑ってしまいましたが、お約束の明里先生が現れ、彼女をとある教室へと連れ込むところは怖くて面白かったですね。

さて、こうしてみかんの元に戻ったメガネですが、それには福の神見習いのフクちゃんが宿っていました。
やがて委員長と二人っきりになり、メガネを大切にしている理由を彼女から聞かれたみかんがハッキリしないので、ちょうど現れた朝陽にフクちゃんがこの機にみかんの想いを伝えようとし出しますが、あわやというところでメガネを奪った委員長から聞こえてきたのは、朝陽が好きという告白の言葉。

結果的に委員長が告白したことになりましたが、彼女がフクちゃんのことをバラしてしまうとみかんの想いがバレ。
葉子への朝陽の想いを知りながら好きと告白した委員長が告白された朝陽以上に動揺し、そして委員長と朝陽の恋の進展を心待ちにしていた葉子もどこか落ち着かない様子に。

ハイテンションなギャグ展開から一気にラビリンスのようなラブコメへと進んだ実は私は。
委員長も応援したいし、葉子も応援したいところですが、いったいどんな風にまとめるんでしょうか。
ともあれその次回を楽しみに待ちたいと思います。