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笑顔は最高の魔法 ~Japanese Animation Review~

2015 11/13

ヤング ブラック・ジャック 第7話「苦痛なき革命 その1」感想

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無抵抗運動を貫くジョニーと間黒男には、どこか相通じるものがあるんでしょうね。

後天的な無痛覚症であることが分かったジョニーを、治療しまともにしてあげると言う舞子に噛みつく黒男。
黒男はジョニーをまともだと彼女に強く言っていましたが、この舞子の無自覚な言い様が差別の根っこのように感じられました。

かつて大怪我をして命は取りとめたものの、まさにツギハギだらけとなり、自ら身体を自由に動かせなかった頃の黒男に向けられただろう他人の視線や、その時彼の胸中にあったものが、今の黒男にジョニーはまともだと強く言わせたのだと思いました。
そしてそんな彼が言うから面白いし、彼と彼の患者になる者の熱量が伝わってくるんでしょうね。

さておき、序盤で登場したリーゼンバーグ教授の見事な手術に黒男と舞子がかなり興奮を覚えていたようでしたが、この教授のモデルとなっているメトロポリスのレッド公といえば長い鷲鼻が特徴であり、それは西洋人の特徴を表した造形だとどこかで読んだ事があります。

なので今回取り上げている人種差別の問題にレッド公がモデルの人物が登場するのも面白い起用だと思いましたが、教授は人種差別する事なくジョニーを快く治療してくれた感じでした。
ただ感じでしたと書いたのは、次回の予告で彼がCIAと一緒に映っているシーンがあったりして、他意無くジョニーの手術をしてくれたのか、それとも黒男絡みであの手術を行ったのか、見終わったところでなんとなく引っかかるものができてしまったからです。

その辺りの真実は次回のCIAと教授のシーンではっきりすると思いますが、最後になんて事でしょうか。
医術に励む黒男と舞子、そしてジョニーと幼馴染の女の子がそれぞれの痛みと熱を持って話を盛り上げてくれたのに、ラストでヒロインの藪さんが全部持って行ってしまいました。

ベトナムであれだけ綺麗に別れたので暫く出番は無いと思っていたのに、ジョニーの運命を変える青年を伴って飛行機から降りて来るとは、次回への興味がドカンと跳ね上がってしまいますね。

ともあれ、教授、藪さんと一緒に現れた青年と、いくつか伏線が撒かれた今回でしたが、黒男が治療すると決めたジョニーの無痛覚症の原因は何でしょうか。
見ていて最初は腫瘍によるものなのかと思いましたが、ベトナム戦争の最中でもあることでPTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉も出て来ました。

後のブラック・ジャックは天才外科医となりましたが、さて、まだ医学生である黒男が精神的なものとどう向き合うのか、とても興味のわくところです。
ヤング ブラック・ジャックの次回も楽しみにしたいと思います。


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