うたわれるもの 偽りの仮面 第10話「恋慕」感想

幼女の無垢な恋と、はた迷惑な義賊の掛け算は、物語の終盤に何をもたらすのか。
私、気になります！

義賊ノスリとオウギ、そしてオシュトルに恋する皇女アンジュを中心にお話は進みましたが、ノスリはハクに掴まれたり見られたりするポジションなんでしょうか。
帝都の庶民に施しを与えるノスリは降って湧いた災難の目という感じですが、終始ノリの良い笑顔が絶えず、お風呂場では髪を降していたのか、可愛い女の子の一面も見せてくれましたね。

さておき、良い子は寝る時間だと恋の相談をしに来たアンジュを帰らそうとするネコネの言葉も虚しく、純な恋心に放っては置けなくなったクオンたちがどうにかしてあげようとやる気になってしまったようです。

中でも一番先に相談に乗りだしたのが恋に恋するお姫様のアトゥイでしたが、物理で攻めるお色気ポーズを得意そうに決める様子は眼福でもあるにも関わらず、どこか笑ってしまいそうな感じがして面白かったです。
そして、真に受けたアンジュのセクシーカットも健全で可愛いかったですね。

さて、嫌な予感しかしないルルティエの作戦は恋文をしたためてみようということでしたが、直ぐに文章ではなく絵で伝える方向に振っちゃうのが彼女の楽しいところでしょうか。
さらさらと描き出した男性同士の絵に早くからドン引きするクオンに笑ってしまいますが、絵の意味が分からないまま参考になったらしいアンジュの恋は大丈夫なのかちょっぴり心配になりますね。

そして、ノスリとひと騒動あって帰ってきたハクが、あらぬことを吹き込まれていた事を知ったクオンにとっちめられるシーンは、二人のお約束のギャグという感じで面白かったです。
ただこののちアンジュの話を聞いたハクの言い出した事が何かとんでもない事態を招きそうな予感がしますが、誰か我を誘拐する者はおらぬのか！という問いに応えてノスリが現れましたね。

そしてアンジュが連れ去られて直ぐに部屋へとやって来たオウギが、ノスリの向かう先を記した地図をハクに渡して行ったのは段取りが良すぎて、いったいノスリはいつからみんなの話を聞いていたんだと思いましたが、同時に義賊の二人の能力がかなり高いのも感じました。

しかし、このまま皇女の誘拐を単なる恋の作戦としてオシュトルや帝都の要人たちが見てくれるんでしょうか。
その辺りがどうなって行くのかを楽しみに、次回を待ちたいと思います。
アンジュとネコネのセクシーポーズ対決がもっと見たかった第10話の感想でした。