2015
12/18
金

蝶形骨蒐集家・花房に近づく櫻子さんは少年に別れを告げる。
三奈美を自宅に預かったのは、予想通り真実へと近づくための櫻子さんの一手でしたね。
そして夢にうなされた彼女の証言から、花房が居たらしきアトリエ小屋を訪れた櫻子たちは、そこで失踪した一重を発見するわけですが、ベッドの上の一重を死体に群がる蝶がびっしりと埋め尽くしていたシーンは、思わずドキッとするような場面でしたね。
さておき、ヘクターの吠える様子に死体がこの小屋の辺りに存在することを確信した櫻子でしたが、ヘクターの合図する場所を掘り返したことで全ての真実が表に出て来ました。
それは一重が二葉の自殺を幇助し、それを知った三奈美が加わって二葉の遺体を埋めたという真実でしたが、その一部始終を耳にして心がへし折れる磯崎先生と、遺体から蝶形骨が無くなっている事を知って興奮する櫻子の、まるで対極にある二人の反応の違いがこの事件の異常性を際立たせているように感じました。
ともあれ、失踪した女の子探しから思わぬ過去へ辿り着き、死体遺棄事件として幕をおろしましたが、櫻子を一番苦しめたのは彼女を庇った正太郎が錯乱した一重に刺されたことでしょうね。
そしてこれは単なる偶発的な事故なのか、それともそうなるという可能性を見越しての花房の置き土産なのか、ひょっとしたら答えは後者ではないかと思わせてしまう花房に、そら恐ろしいものを感じるエピソードでもあったと思います。
入院した正太郎に櫻子が別れを告げるのも無理の無いことではありますが、さて、正太郎はこの後どうするんでしょうね。
おそらく彼は櫻子から離れないと思いますが、エンドも近くなった次回を楽しみに待ちたいと思います。

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第11話 蝶は十一月に消えた 後編 4年前に一重、二葉は三奈美の誕生日を祝ってくれた。 ばあやさんの作ってくれたパイで思い出したのだった。 その夢で目覚めた三奈美は櫻子に真実を告げる。 一重は春贄の家にいると。 ヘクターが匂いを追いかけてロッジ風のアトリエを発見する。 櫻子はヘクターのリードを離して好きなモノを探しておいでと告げる。 小屋の中でクロヒカゲが群れて集まる一重を発見する。 ...
ぬる~くまったりとII 2015/12/18
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