うたわれるもの 偽りの仮面 第13話「八柱将」感想

ウズールッシャを統一したグンドゥルアの軍勢がヤマトの國に攻め込む。
その目的は略奪か、それとも飢えた民を救うためなのか。戦乱の後半が始まったようです。

ヤマトの属国のひとつマルルハ陥落の知らせを受け、八柱将と両近衛大将が戦の準備を整える中、戦さベタだとはぶられてしまったデコポンポが勝手に出陣してしまったことで、ヴライとライコウが先陣を切るはずだった当初の戦略が大幅に変更されることとなりました。

そして、デコポンポを追うために足の早い兵を率いる右近衛大将オシュトルと左近衞大将ミカヅチに出陣の下知が降りたわけですが、あんなのが一人くらいいた方が面白いじゃろうというハクへの質問に答えたミトの言葉とは裏腹に、事態は波乱の様相を呈してきた感じですね。

こういうひとつの油断が思わぬ出来事を招かなければ良いのですが、それを補って余りある力がミカドの臣にはあるということでしょうか。
これからヤマトの軍勢と戦うウズールッシャの千人長・ゼグニがアクルトゥルカを目覚めさせてはならないという言葉を口にしますが、それがいったいヤマトの國の何を指すのか、新オープニングの火炎に包まれた生物の恐ろしさと挨まって前半クールとはガラリと変わった厳しい雰囲気が漂って来るようです。

ともあれ、その厳しい雰囲気を感じていたのは視聴者だけでなく、戦さというものを見たことも経験したことも無いハク自身でもあったと思いますが、出陣するオシュトルに杯の用意をするネコネやキウルの様子に戦さがどれほど危険なものなのかを肌で感じたんでしょうね。

その辺りがいかにもハクらしいところですが、ヤマトの属国の姫であるアトゥイとルルティエがお家のために出陣するのを知ったら、黙って見ているとは思えないですね。
次回のサブタイトルが表示される中、草むらからピョコピョコ顔を出すハクたちに笑いそうになりましたが、彼がどんな決意を持ってアテゥイたちに同行するのか、楽しみなところですね。

そして、さしあたっては千人長・ゼグニとオシュトルもしくはミカヅチの率いる軍の戦いとなりそうですが、どんな見せ場が用意されているのか、次回を楽しみに待ちたいと思います。