2016
01/23
土

創られた世界を当たり前のように偽装空間として捉える福音。
攻殻らしいその展開にニヤリとしてしまいました。
福音の遠縁の親戚である崑崙八仙拓美の家に到着した福音は、幼女のような容姿を持つ「タクミちゃん」の出迎えを受ける。
タクミちゃんはデリラに続き油断ならない感じのするオバさまですね。
やっと彼女に会えるとホッとしている福音の隙をつき、電脳に直接アクセスしたのは偽装空間で彼女やブエルの認証キーについて探るためだったんですね。
しかし認証キーにタクミちゃんが手を延ばした瞬間、楽しい街歩きゲームだったねと、彼女のアクセスを切ってしまうところは福音がいかに義体や電脳に馴染んでいるのかを感じさせるものでしたね。
そして、偽装空間に福音たちが居ることを、視聴者に思わせない見せ方も上手かったと思います。
この辺りの面白さが攻殻の世界を楽しませて止まない魅力のひとつですが、そんな横で今回は敵になってなるだろうイアン・クルツという人物も登場して来ました。
彼はウザルの部下達の裏切りを画策し、ブエルの暴走を引き起こした張本人のようですが、その狙いは福音とクラリオンではなく、ブエルの中枢制御装置にあるみたいですね。
そしてタクミちゃんの方も、それに興味津々といった感じですが、彼女は偽装空間を当たり前のように認識してしまう福音のスペックの高さにも興味を持ったようなので、ウザル同様もっともらしい事を言いつつ、福音とクラリオンに困ったことをして来るのかもしれませんね。
ともあれ、困った大人たちから興味を向けられる、ある意味被害者な二人の生活が始まったので、クラリオンにギュっと抱きついてしまう福音や、ガルルしたりポッとしてしまうクラリオンの日常パートにも期待したいと思います。
そしてブエルが認識キー以外にどんな使い道があるのかが明かされるのを楽しみに、今は次回を待ちたいと思います。

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ぬる~くまったりと 2016/01/23
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