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笑顔は最高の魔法 ~Japanese Animation Review~

2016 02/22

灰と幻想のグリムガル 第7話「ゴブリンスレイヤーと呼ばれて」感想

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ゴブリンスレイヤーと笑われる事も厭わないハルヒロたち。
そこに、もう仲間を失わないという決意と胆力を見ました。


ゴブリンを倒して、倒して、倒し続けて、彼らは装備とスキルを高めて行きましたね。
しかし彼らが望んだものは、うまい酒や料理よりもマナトの仇を討つことだったのだと思います。

偶然ユメと二人で見つけた仇のゴブリングループの根城を探り、彼らが未だに廃墟に居ることを知ったハルヒロたちは、お互いに何も語らなくてもいずれ彼らを倒すことが叶う力をつけようと決意したのではないでしょうか。

そして、それと同時並行でメリィとの距離を縮めて行こうとして行きますが、ハルヒロをはじめみんなが彼女の過去を知った事で、手探りではありますが彼女の立場に立ったり、一方通行ではないコミュニケーションをとろうと努力し始め感じです。

ただメリィの方はもう少し気持ちを整理する時間が必要に思いますが、不器用なハルヒロたちの自分に対する気持ちは十分に受け止めているようですね。
なのでマナトの仇のコフゴブリングループを倒すことが、お互いに大切な仲間を失ったハルヒロたちとメリィの大きな転機になるんだと思いますが、そのための努力の形が他人からゴブリンスレイヤーと笑われようとも気にしないで居られるのは、彼らがそれだけ成長した証だと思いました。

そしてそんな中でもハルヒロはリーダーらしい考えができるようになってきて、今後の彼の成長がとても楽しみになってきましたが、まず仇を討つという目標ができたのは大きかったかもしれませんね。

ともあれ、どんなに恥を晒して頑張っても正解を示してくれる人も無く、自分たちで考えたり助け合ったりするしかないことが彼らを本当に成長させたと思ったエピソードでした。
そして、未だハルヒロはメリィの笑顔を見るに至っていませんが、いずれ彼女が笑ってくれる日が来るのを信じて止みません。

さて、彼女はどんなふうに笑うんでしょうね。
ひょっとしたら笑顔に泣かされる事になるのかもしれませんが、今は一撃必殺に目覚めつつあるハルヒロとコフゴブリンの対決が迫る次回を楽しみに待ちたいと思います。


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COMMENT

  • No.438 No title

    こんにちは、丁寧なのは良いのですが1巻に8話も使うことになるとはさすがに予想していませんでした。アニメはカットや改変が多いので1冊にここまで話数を使うのは珍しいのではないでしょうか。それでもカットなどはありますけどね。

    ハルヒロたちもやっとパーティとしてまとまってきてそれぞれがしっかりと役割をこなすようになりました。ただ、何となく伝わってはきましたがハルヒロが目標を決めようと言い出すシーンはハルヒロがリーダーらしく感じられる始まりでもあるので入れて欲しかったです。

    そしてEDにもメリィが登場してハルヒロとツーショットだったのは嬉しかったです。でもどちらかと言えば前衛のハルヒロが後衛のメリィと背中合わせという状況はかなりピンチですね(笑)。あとメリィが男性陣3人の中で選ぶならというランタの問に対する答えがカットされたのは意外でした。まあ○○と答えたのが素直に答えたくなかったのか現段階では○○だったのかは分かりませんけど。最新刊まで読んでいると誰と答えるかはすぐに分かりますね。

    投稿者:エミマル 2016/02/22 (月) 21:01
  • No.439 エミマルさん、こんばんは。

    ハルヒロが目標を決めようと言い出すシーンがあると彼がリーダーらしく感じられて、最後の方でランタがそろそろ良いんじゃないかと言った意味もよりわかりやすくなったし、ハルヒロが成長し出した実感もより心に響いてきただろうと思います。

    しかしアニメの方は目標を決めようとハルヒロにあえて言わさず、パーティーの誰もがマナトの仇を打つという気持ちでひとつになっていたという面を強調したかったのではないかと思いました。

    その辺り演出者や監督さんの選択によるものなんでしょうけど、ハルヒロが自分であれこれ考えを巡らせたり、シホルやユメがメリィと距離を縮めるためにみんなに自分たちの考えを伝えるところがあったり、自分で考えるというのを視聴者にも投げかけて来てるように感じました。

    もちろん目標が明示されればハルヒロやパーティーのみんなの変化や成長がもっとわかりやすかったり、もっと心に来たと思いますが、それでは視聴者はかつてのマナトから受け取っていたばかりのハルヒロたちと同じになってしまいうと思うんです。

    なので少しづつそうと感じられる演出やシーンを入れながら最後のランタのセリフに持って行ったのは、そのシーンまでに視聴者が自分で彼らの口に出さない目標に気づいたり、みんなの成長をより身近に感じて欲しかったというか、成長するという点でハルヒロたちと視聴者をリンクさせるような狙いがあったんではないかと思います。

    あと、メリィの答えについては原作で楽しんでくださいという感じなんでしょうか。
    彼女の答えを待っているような男性陣を面白く感じました。

    投稿者:甘エビver.2 2016/02/22 (月) 22:51

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  • 評価 ★★★ 言っとくけど、ゴブリンスレイヤーってすごいんだから! バカにしたら許さないからっ!!            

    パンがなければイナゴを食べればいいじゃない 2016/02/28
  • 灰と幻想のグリムガル episode.7「ゴブリンスレイヤーと呼ばれて」です。

    藍麦のああなんだかなぁ 2016/02/23
  • episode.7 ゴブリンスレイヤーと呼ばれて メリィとハヤシはデッドスポットから逃れてオリオンのシノハラに 拾われた。メリィは直ぐにオリオンを辞めて、良い噂は聞かない。ハヤシの顔を見るとあの事件を思い出すからだと思う。彼女の心は今もあの場所に留まっているのかもしれない。 メリィの辛い過去を聞いて対処に困るメンバー。マナトが亡くなって辛かった分、優しく成れると思う。もっとメリィを理解するべ...

    ぬる~くまったりと 2016/02/22
  • 灰と幻想のグリムガル 第7話『ゴブリンスレイヤーと呼ばれて』 感想(画像付) 何で仲間になったってことより 今仲間ってことが大事なんだ。 お互い仲間を失った痛みを分かち合い、メリイちゃんとも仲間になっていく。 ひたすらゴブを狩って、装備とスキルを整えていく(笑) メイリちゃんも打ち解けるけど、まだ笑顔を見せてくれないですね… 以下、感想はつづきから ネタバレ含みます...

    空 と 夏 の 間 ... 2016/02/22

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