GATE (ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第21話「デッドライン」感想

翡翠宮を守る薔薇の騎士団に迫らんとする重装騎士軍団。
しかし薔薇の騎士を率いるピニャはゾルザルに自由を奪われようとしていた。
帝国の講和派、そして菅原とシェリーに死のデッドラインが迫る！
2クールに渡るGATEの物語は、ついに佳境に入り始めましたね。

絶体絶命の危機が迫る中、翡翠宮に逃げ込んだ講和派と日本の使節を守るため、森田総理に決断を迫る嘉納大臣。
総理の許可をもらえば直ぐにでも特地に居る自衛隊が出動する準備をあらかじめ整えていた嘉納でしたが、森田という総理は煮えきらないというか、特地に関する責任を自分が背負い込むのは避けたい人みたいですね。

しかし特地に居る日本人にも犠牲が出ると説得し、自ら全責任を負うと総理に迫る嘉納の強い意志が通り、シェリーや翡翠宮を守る薔薇の騎士団はギリギリで窮地を脱することになりそうです。

この辺り、これ以上自衛隊の介入が遅れれば誰も助からないというデッドラインだったんでしょうけど、翡翠宮を守り切れたとしても、ゾルザルの手の内に居るピニャにとって、それが余計に危険な状態を招いてしまいそうですね。

そして、そんな彼女を救い出すのが誰になるのか楽しみなところですが、伊丹たちは魔法都市でレレイを狙う暗殺者の燻り出しを始めたところでありますし、距離も離れているので全く予想のつかない展開があるのかもしれませんね。

現状、暗殺者から伊丹たちが逆にデューレに従う密偵のボウロやデューレ本人へと繋がる糸をたぐり、帝国の首都に行く線が濃厚だと予想していますが、このゾルザルの専横を止めるには、やはりピニャの存在が重要であるのは間違いないと思います。

なのでここからは怒涛の展開で伊丹たちがピニャとの距離を詰めて行くんだと思いますが、先ずは翡翠宮に迫る重装騎士軍団と自衛隊＆薔薇の騎士団の戦いを楽しみにしたいですね。

そして、自分がしたことで招いた今の状況からけっして目を背けないシェリーが、ここから帝国の人々のために何をするのか、菅原とカップルになるだけでは終わりそうにない、彼女の今後の行動にも注目しながら、次回を待ちたいと思います。