うたわれるもの 偽りの仮面 第22話「救出」感想

シノノンが泣くような事には絶対ならないで欲しい。
あとハクは某と運命を共にしてあげてください。
本当にイケズなお兄さんやなぁ。ルルティエもその方が喜ぶのに！

オシュトルがアンジュ暗殺の汚名を着せられていると見たヴライは、内乱を防ぐために彼にヤマトと民のために死ねという。
そして、それを聞き入れたオシュトルは自ら斬首の刑を受け入れ、ヴライにヤマトの運命を委ねる決断をしましたね。

しかしそれを知ったハクは、民と対話し、民のためのヤマトを作れるのはオシュトルだけだと彼を説得しようとしましたが、彼は既にした決断を変えようとはしませんでした。
そこでお前と運命を共にする。ここから逃げるまで自分も牢の前に居座ると座り込んでしまいましたが、一緒にいたネコネも覚悟を決めて座り込んだところはキュンとしました。

いくら兄のためとはいえ、ネコネはずいぶん怖かったと思いますが、大切な妹と友まで巻き添えにしてしまうのはオシュトルには耐えられない事だったと思います。

その結果、ハクたちと共に逃亡する事になったオシュトルが、アンジュを連れに行ったクオン組と合流した時に、某と運命を共にしてくれると言われては…と、改めてハクに逃亡に至った自分の気持ちを伝えますが、すかさずそんなわけないだろうと否定してしまうのは、いかにもハクらしくて面白かったですね。

一国の姫様という立場から、ハクたちと行動を共にできなかったルルティエとアトゥイがもしその場に居たら、がっかりしたりイケズやなぁと言いそうですが、ハクもテレ隠しでそう答えただけで、ネコネと同じく意を決してオシュトルを助けようとしたのは間違いなかったと思います。

さておき、アンジュをクオンとヤクトワルトに委ねたホノカさん。
一緒について行くという選択は彼女には無かったようですが、帝とアンジュの居ないヤマトに残ってこれからどうするつもりなんでしょうか。

原作ゲームだと彼女は既に失踪していると思いましたが、アニメの方では今後起こるだろう八柱将の権謀術数の波に自ら身を投じて、帝の作り上げてきたものがどうなって行くのか見届けるのかもしれませんね。
私にはアンジュよりも彼女は帝を強く愛し、求めていたように思えるんですが、それもひとつの愛の形であると思います。

ともあれ、水路の地図をハクに渡すいう見せ場がカルラたちにあったのは嬉しい展開でしたが、オシュトルと共に追っ手に見つかったハクたちの逃亡劇はこれからですね。

受け入れ先のエンナカムイに先行するキウルとシノノンのツーショットにニヤニヤしたり、しんがりを務めようとするヤクトワルトがちょっぴり心配になってきましたが、まさかシノノンが泣くような展開にはならないでしょう。
絶対に親子の再会はある！と願いつつ、今は次回を楽しみに待ちたいと思います。
あの黄色い靴はヤマト最強さんの靴だったんろうか…。