無彩限のファントム・ワールド 第10話「小さいルルの大きな夢」感想

今年の夏祭りの夜、僕は褐色少女・夏野らむねちゃんに恋をした。
履きなれない草履で足を痛めた彼女は、涙目で僕の浴衣の袖をちょっぴり引っ張った…これが恋に落ちた瞬間だった。

可愛い！可愛くて目がうるうるする。
ちっちゃいルルも可愛いけれど、大きくなったルルはめちゃ可愛かったですね。
可愛すぎてポエムを書いてしまいましたが、晴彦がラムネを買いに行ってくれるという時の笑顔と、彼の袖をどこか恥ずかしそうに引っ張ったところはハートにズキューン！と響いてしまいました。

さておき、ふとしたことから晴彦に踏まれてしまったルルは、ひょんなことからどんな願いも叶えてくれる魔法少女のファントムと出会いました。
そしてかねてから身体が大きくなったらラムネを一本飲み切る事が出来るのにと思っていたルルは、ファントムの魔法で大きくしてもらいましたね。

もちろん踏んだ挙句に邪魔みたいに言った晴彦には内緒で、何気に転校生の夏野らむねとして彼のクラスへと現れますが、その可愛さが生徒たちの注目を集め、たくさんの部活から勧誘を受けたようですね。

そして大きくなったルルの制服姿やテニス部のスコート姿を見れるのは今回限りだと思いますが、彼女の希望で訪れた晴彦たちファントム退治のクラブのみんなと夏祭りに出かけることになり、らむねの浴衣姿が見れると、この時点でかなりテンションが上がっているのを感じました。

それにしても舞たちにいろいろ聞かれて、ついでっち上げの過去ばなしをしたルルでしたが、その辛い過去に舞先輩は涙を浮かべていましたね。
そしてルルが一番バレてはいけないと警戒していた小糸も、その過去バナで普段の敏感な感覚がなりをひそめたようでした。
久瑠美ちゃんもかわいそうと泣き出したり、みんな良い子ばかりでちょっぴりほっこりしました。

ともあれ、浴衣姿で楽しそうにしたり、涙目で晴彦に頼るルルが可愛すぎる夏祭りのパートでしたが、魔法少女とでっかい花を咲かせたい花火のツクモガミがひと騒動起こしてしまうのは、ファントム・ワールドのお約束的展開だったでしょうか。

あんな火花を散らすものを飲み込んだら大変と、いそいで玲奈を止める舞と彼女の様子に少しユリユリしてしまいましたが、花火に咥えられて大ピンチの晴彦を救おうと、ルルが自ら正体をバラしてしまうところは夏の夜さながらに熱かったと思います。

そして彼を助けたルルが花火と共に爆発してしまったような感じで騒動は幕を降ろしましたが、頑張りすぎてしまったルルを心配する晴彦の後ろから、大丈夫だよとルルはちっちゃい姿を現します。

その後の二人のやりとりがいつもと同じ感じで続いて行くのが心地よく、ラムネでお腹を膨らましたルルが最後に可愛いオチをつけてくれたんではないでしょうか。
そして、そんな賑やかな二人の関係がいつまでも続いて行くと良いですね。
次回も楽しみにしたいと思います。



TB送信先 http://arpus.blog121.fc2.com/blog-entry-3353.html