2016
04/09
土

人に迫るゾンビへの恐怖からただ逃げ回り、同属を切り捨てることを良しとする世界。
そんなものの果てに未来などあるわけがない。
主人公・生駒を動かすのは復讐か、それとも怒りなのか…。
美樹本晴彦氏デザインの女の子がアニメーションで動くという理由だけで見始めた甲鉄城のカバネリですが、マクロスエースに掲載された最新のリン・ミンメイのように、かつての氏の作品に比べて顔の輪郭などに柔らかさとスッキリ感が増したように感じます。
そして動く絵なのに、一枚絵に負けないような塗りと光彩をはじめとする効果をあわせることで無名ちゃんと菖蒲様を美しく見せてくれたことにめちゃめちゃ感激しました。
ぶっちゃけがっこうぐらし!くらいにただゾンビがうろうろ迫ってくるくらいだと見ていられるんですが、血がドバーッと映ったり某巨人やカバネがカブリついてムシャムシャやるのはちょっと苦手です。
なので最後まで見続けれるのか自信が無いのですが、リボンを外すと目が赤くなる無名ちゃんのために見ていこうと思います。
しかし彼女の目が赤くなったのは、カバネのウィルスのようなものの感染を防いだ生駒のように既に彼女がそれを体内に持っていて、首の縛りを緩めることで一時的にパワーアップしているという事でしょうか。
だとすると入城する際に彼女が身体チェックをパスできるようにしている人物は彼女の秘密と能力を知っている事になるんですが、武士の偉い人に命令を出せる立場にいるのが誰なのか気になるところです。
そして、尺的に考えると彼女のお兄さんの存在が浮かんできますが、彼の庇護の元に無名ちゃんや今回カバネに噛まれた生駒のような人物たちが集められてカバネと戦う展開になって行くんでしょうか。
切り捨てられて行く人々を助け、噛まれたら自爆という思考停止に陥った世界を変えるために戦うのはなるほどかっこいいと思いますが、カバネに噛まれた生駒が命は失わずに済んだものの人々に受け入れられるとは到底思えませんね。
しかしそれでも自分の戦いをやめないだろう彼をどう見せて行くのか楽しみなところですが、絵のクオリティに負けないストーリーをもって視聴者の目を惹きつけていって欲しいですね。
あと下駄が柱に突き刺さっちゃった無名ちゃんのシーンのようなカットがこれからもあるのを期待してます。
次回も楽しみですね。


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