2016
04/14
木

ムティカパをおびき出すための囮には余所者である自分が適任という青年に、私たちを家族だと言ってくれたじゃないですかと責めるような目で見、家族を危険な目にあわせたくないと訴えるエルルゥ。
しかし、青年はやられに行くわけじゃない、大丈夫だからと彼女の頭を優しく撫でるのだった。
あらすじ(公式サイトから引用)
ムティカパによって、次々と村人たちの命が奪われていく。そして翌晩もムティカパは現れた。
静かになった頃合いを見計らい青年が様子を窺いに行くと、村人を食らうムティカパが!
青年をかばうエルルゥとともににらみ合う形になるが、気まぐれか、ムティカパは去っていく。
拡大していく被害の前に為す術のない住人たち。だが、青年がある事に気づく。
勝機が見えた青年はムティカパの退治を村人たちに提案する。罠へと誘導し、弱点をつくのだ。
それには囮となる者が必要だった。青年は自ら担う気でいたが、テオロが手をさしのべてくれた。
ーーすべてが終わり、彼は山里に迎えられた事を実感していた。
そして、「ハクオロ」の名が。
感想 : 仮面の青年がエルルゥとアルルゥの父親であるハクオロの名を、その祖母のトゥスクルから名乗るように言われたムティカパ退治の回ですね。
そして序盤に突然村を襲ったムティカパの様子を窺いに行って襲われ傷ついた青年を、エルルゥが必死の面持ちで肩に担いで家に連れ戻そうとするところは、彼女が青年をどれだけ心配し、大切に思いはじめているかを感じました。
ただそれが、亡き父の服がぴったり合う彼に父親を感じてのことなのか、それとも異性として惹かれるものがあるのか、彼女の中でもはっきりしたものが無い段階だと思いますが、今後彼女の気持ちがどちらの方へと舵を切って行くのか楽しみなところです。
さておき、トゥスクルが言っていた「私たちも生きることを放棄するわけにはいかない。」という言葉が表したように、村人たちは森の王を倒すことに躊躇しながらもムティカパの弱点を見つけた青年の「このまま全員が餌になってもいいのか」という言葉に結束を固めて行きました。
そして、テオロの助けや村人同士がお互いを思いやる気持ちが一つになって、見事おっかなびっくりながらも村人たちによってムティカパは倒されましたが、そののち催された森の王を送る炎に照らされた村人たちの中には、もう青年を余所者と思っている者は一人もいないようでした。
ムティカパと約束したと小さな白虎の子供を隠し持ってきたアルルゥも、子供に罪はないと言ってくれた青年に身を寄せながらぼそりとお父さんと言ってくれて、村に仲間として迎えられたこと、そして、父親と言ってもらえたことに、素直に嬉しいともらす青年は、これからハクオロとして歩み出すことになりました。
その名をトゥスクルから名乗るように言われた時のことを彼はけっして忘れないんだろうと思います。
そして、記憶を失った彼が名前だけでなく、それと一緒に今後彼が何を持って生きていくのかもトゥスクルやエルルゥ姉妹、そして村人たちから贈られたんだと思いました。
ハクオロという名前に触れる事のできた良いエピソードでしたね。


- 関連記事
-
- うたわれるもの 二人の白皇 オープニングムービーが公開!マロロどうなってしまうん!?
- うたわれるもの 第2話「荒ぶる森の王」感想
- うたわれるもの 第1話「招かれざるもの」感想
この記事と関連する記事
AFTER「クロムクロ 第2話「黒き骸は目覚めた」感想」
BEFORE「ジョーカー・ゲーム 第2話「ジョーカー・ゲーム(後編)」感想」
COMMENT
-
No.495 エミマルさん、こんにちは。
8月にテイルズ、9月に二人の白皇発売ということで暑い夏がさらに熱くなりそうですね。
私の場合は二人の白皇からプレイする予定ですが、よろしければエミマルさんがプレイした感想を聞かせてくださいね。投稿者:甘エビver.2 2016/04/16 (土) 10:46
No.494 No title
こんにちは、アニメとは関係ないですが二人の白皇の主人公がハクと発表されましたね。トゥスクル側をプレイしたいと思っていましたし、そうでなくても主人公は変えてほしいと思っていたので少し残念です。面白ければ良いんですがこれでは3部作というより1部と2部の前編、後編って感じですね。
また、ゲームの話になってしまいますが、現在スターオーシャン5をプレイしており、8月にはテイルズオブベルセリアの発売、9月にには二人の白皇が発売と続々とゲームが発売していくので楽しみなんですがやり切れるか不安です。
これに加えて7月からダンガンロンパのアニメもやるのでその辺りでダンガンロンパの新作も出る可能性があるので今年はアニメよりゲームの方が楽しみかもしれません。