2016
04/27
水

誰がスパイなのか視聴者にも最後まで明かさないのは面白かったかも。
D機関の福本が演じていた新聞記者が憲兵隊の本間軍曹に情報を提供しているあたりで、あれれ?今回スパイの人がまだ出てきてないんだけど、そういうストーリーなのかという漠然とした思いと並行して、いったい誰がスパイなんだろうかという疑問が浮かんできました。
それもそのはず最後にわかった事ですが、福本が新聞記者になりすましていて、本間を上海の憲兵隊で起きている不祥事への核心へと一人二役を演じる福本が誘導して行く展開になっていて、新聞記者の姿のスパイを情報提供の時点で見ていたわけですね。
ミステリものをよく読まれる方だと、この辺りで記者がスパイかもしれないと思うところなんでしょうけど、アニメの雰囲気作りが良いのが幸いしたのか、誰がスパイなのか?という疑問が記者と本間のシーンを見ながら浮かんできたのは、福本に核心へと連れて行かれた本間と同じく、その疑問へと作り手に誘導されたのかと後になってそう思いました。
憲兵隊の不祥事自体は実直だった及川大尉が魔都と呼ばれる上海の世界に人格まで壊され、腐敗と堕落の闇へと身を沈ませて行った事から起きたものでしたが、それを利用して上海での行動を認めさせるD機関の時間を要しただろう下準備というか、福本の潜伏のさせっぷりが面白かったと思います。
しかし新聞記者の目尻は大きく下がっているのに、福本自身はそうでもないところを見ると、顔面の筋肉とかを操る修練でもしているんでしょうか。
そんなスパイの変装術を楽しむ事もできたスパイものらしいストーリーだと思いました。
次回も楽しみにしています。

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