
戦場で敵の命を奪ってパイロットが悩むのはガンダムに任せておけば良いんじゃないかな。
マクロスらしくない部分に踏み込む珍しいエピソードだと思いました。
初代でも地球が爆撃されて壊滅的状況に陥った際に、輝と未沙が戦争の招く悲劇に向かい合う話がありましたが、パイロット自身が敵の命を奪ってどうこうというのは、恋と歌とバルキリーのコラボをライトにノって楽しむ層のファンにはちょっと合わないんじゃないんでしょうか。
しかしここΔに至っては、フレイアやハヤテに先輩から試練を提示され、それぞれが悩み、共にあることで乗り越えて行くというボーイミーツガール的な要素が多めになっている感じがしますが、いつもの三角な恋よりもフレイアやハヤテ、そしてミラージュの成長を描くのに重点を置いているっぽいですね。
ただそれが面白いかというとマクロスのノリにはちょっと合わない気がするんですが、次回はウィンダミアに支配された星への潜入調査ということで楽しいシーンが増えると思われ、葛藤的な部分には少し踏み込んだ程度で終わりそうですね。
個人的にはパイロットの葛藤とかはガンダムに任せておけばいいと思っているし、マクロスではあんまりそういうのは見たくないので、ちゃっちゃと次に進んでくれた方がいいかもです。
さておき、サウンドブースターパックを装備したVF-31が見れてホクホクしていますが、アラド隊長のバトルがかっこよかったですね。
Fでもオズマの見せ場がありましたが、先ず隊長機の活躍を見せてくれるお約束に大満足でした。
そして宇宙空間ではデルタ小隊がワルキューレの歌をどう使って戦うのかこれで判明したわけですが、大方の予想通りサウンドブースターを使用していましたが、歌と共にワルキューレの映像まで戦場に映るのは新鮮で、映り込むワルキューレのメンバーの中をバルキリーが進んで行くのは、美しくも興奮するシーンの連続だったと思います。
デルタでまたマクロスは進化しましたね。
こういう新しい映像をこれからも生み出し続けて、ワルキューレのコンサートがメインのMVとかでも今まで以上に楽しませて欲しいものですね。
そして一方ではヒロインのフレイアがまたまた美雲からプレッシャーをかけられていますが、彼女の顎をツンする美雲さんがますます謎の人っぽく思えてワクワクしてきます。
なぜ人は歌うのかという根源的なテーマを持つ彼女の正体であるとか、目的が明かされるのはおそらく2クール目になると思いますが、その日が来るのを楽しみにしています。
ともあれ、メッサー君に不穏なフラグが立ち、彼もウィンダミア人と同じく短命になるものを背負っているのだと思いますが、それでカナメを避けているとしたら、二人の恋は悲恋という結末を迎えてしまうんでしょうか。
カナメはリーダーとして組織の為にメッサーに声をかけたりしているという見方が今のところ勝っていますが、メッサーのハヤテとミラージュに対する立場と彼にかかる死亡フラグが合わさってしまうと、初代のフォッカーとクローディアのようなことになりはしないかと心配になってきました。
Fでは劇場版以降のBOXであるとか、後日談のカットでTV版では悲劇に見舞われた者たちの多くがハッピーな未来を送っているという救いがありましたが、このデルタもそうした後々までもつれ込む流れになるのか、それともTV版でキッチリ揺らがないエンドを迎えてくれるのか、マクロスファンの一人として気になるところです。
とにかくも次回は潜入調査ということで、変装したミラージュが見れたり、ウィンダミアの一つのシティを滅ぼしたものの正体とか、変化に富んだかなり面白い展開になるんじゃないでしょうか。
次回も楽しみに待ちたいと思います。

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No.550 No title
私も全く同じことを思いました。
バサラは、戦闘を行わないところが非常によかったのに、アルトがグレイスを殺して、一気にFも冷めました
愛おぼで輝が最後殺してしまったところにもかなり不満がありました。
ハヤテが戦闘を行わず、踊っているだけで、どうやって話を進めるのか楽しみにしていたのに、がっかりです
フレイヤに影響されて、ハヤテも歌い出すんじゃないかと期待していましたが…
ワルキューレが複座に乗ることもなさそうですし、この展開なら、フレイヤチートを使えばハヤテ最強かと…
期待の7話も神回ではなさそうですしね(お約束の捕虜はありそうですが)
次元兵器を使ったのは、統合軍みたいだし、zeroの時みたいに今回も人類が悪なんですね