
D機関と真逆の方針を持つ風機関が鳴動。
こんなの結城中佐が見逃すわけないじゃん。
元外交官の白旗樹一郎が英国領事のアーネストに陸軍の機密・統帥綱領を流すという疑いが阿久津中将に風機関を動かすきっかけを与えた事が、すでにD機関の罠だった可能性もありますね。
そしてあらかじめ蒲生次郎をダブルスパイとして嵐機関の工作員になりすまさせておく事も考えられますが、それだとあまりにも捻りが足りないし、彼をメンバーとしていた嵐機関の発案者である風戸中佐が滑稽すぎますね。
なのでジョーカーを掴んだのは蒲生をメンバーにした風戸ではなく、現場でアーネスト夫人の日傘の仕組みを見つけた蒲生がババを引いたと仮定すると、彼に対するジョーカーとなる者はアーネストの執事である張になるんですが、さて、蒲生に後ろから刺された張がジョーカーたりうるんでしょうか。
そこで今回気になったのが、蒲生がアーネストの金庫の中身を調べていた際、不審を感じんて金庫のある書斎に入ってきたアーネスト夫妻に向かって、どうかしましたかとあまりにもタイミング良く現れた張に違和感を感じたんですが、蒲生からの借金にビクつくこの男にしてはあまりにも落ち着いた態度で夫妻に相対していたので、この時の張は本物の張だったのかという疑いを持つに至りました。
たしか蒲生の命令では彼の役目は見張りに睡眠薬を飲ませるだけだったと思いますが、蒲生の侵入工作をわざわざ隣の部屋に居てフォローするのは気が利きすぎていませんか?
なのでこの時現れた張はD機関のスバイが入れ替わった者だと見ていますが、蒲生に刺される時に張が自分の役目、すなわち睡眠薬を入れる仕事はこなしたと主張していた事から、隣の部屋で自分に成り済ました者が蒲生のフォローをした事実を彼自身が全く知らなくても不思議ではないと思います。
そして、張がD機関とも内通していたとするなら、彼が金庫の合鍵を作る事に手を貸してくれるだろうし、翻って夫人の日傘情報という罠を仕込んで、風機関にそれを本物の情報と錯覚させる事も可能ではないでしょうか。
この情報を掴んだ蒲生は特殊な発光インクを夫人の日傘に仕込みましたが、情報を信じさせる為に夫人が訪れているカフェのボーイの手にそれを着けた可能性も高いですね。
ボーイ自身が張に成り済ました者と同一人物だった可能性もありますが、彼の手が光っていたのが蒲生が日傘情報を信じたトドメになったんじゃないでしょうか。
捻りがない場合は蒲生がダブルスパイ。
そして、捻りがあった場合はあの夜の張と、ボーイに成り済ました者がD機関の人物になると思いますが、どちらにしても風機関は日傘情報で赤っ恥かかされることになるんでしょうね。
次回の後半を楽しみにしたいと思います。

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