2016
06/15
水

ヘルマン大佐の語り多めで進んで行く展開にシビれました。
銀河万丈さん、やっぱりいい声ですね。個人的には次回予告もやって欲しかったぐらいです。
ベルリンで起きた列車事故の調査に赴いたドイツ国防軍の諜報機関に属するヘルマン・ヴォルフ大佐は、真木という日本人画商の死からD機関と結城中佐の存分へと迫ろうとしますが、彼の副官は大佐の考えに懐疑的で、大佐の妄執ではないかと思ったようですね。
しかしそうではなく、真木として事故で死んだ三好がドイツで作り上げたスパイ活動への協力者リストを結城に遺し、死の直前襟に目印を付けたことでファイルを見事に結城に渡しましたが、そこまでたどり着いたヘルマン大佐はかなり有能なスパイだったんじゃないでしょうか。
彼の思考が自ら語られて行くストーリーに引き込まれ、やがて結城と三好に出し抜かれたことを知り、彼が思わず椅子に腰を落としたところは、ため息が出るほどスパイものの面白さを味わったのを実感しました。
そして前回からD機関のスパイの姿がよく見えない方が面白いんじゃないかというお話が続いていますが、姿が見えないというのもスパイものらしくていいですね。
彼は死んでも情報は生き続けるというヘルマン大佐の語りにシビれてしまった今回でしたが、次回も楽しみにしたいと思います。

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