
どんなに自分の記憶が失われても、健気であり続ける娘の静流ちゃんに涙が出た。
いつかあの日に帰れるといいですね。
静流が秋刀魚を好きだったのは、貧しくてもあったかい両親との暮らしの味がするからでしたね。
そして、缶詰になってるのを食べていたのは、お弁当に持って来たからだけでなく、火をみると怖がる母親への思いやりもあったからでしょうか。
かつてコントロールできなかった自分の能力で、両親の自分に関することを含めて数年分の記憶全てを消してしまったことは不幸でしたが、いつか家を買おうと倹しい生活を送る彼女の両親への気持ちは、今も色あせることなくそのちっちゃな胸の中にあるのですね。
そして、両親がなぜ自分のことを覚えていないか瑚太朗に理解してもらおうと彼に能力を使い、改めて自分の名前を彼に尋ねる静流でしたが、なかなか思い出せない彼に自分の名前を教えようとしたところで瑚太朗が遮りました。
その時ですね、能力を越える何かが顔を出したのは。
うーんうーんと頭を捻って思い出そうとする瑚太朗の口から静流という名前が出て来て、静流が驚いたようにハッとしていましたね。
そして夕日に照らされた静流が瑚太朗に、さっきはすごく嬉しかったと言いながら今日付き合ってくれてありがとうと伝える静流に涙がこぼれてしまいましたが、瑚太朗はそれまで知らなかった静流の気持ちと抱えたものをうち明けられて、今まで以上に静流が大切な存在になったのではないでしょうか。
もちろん、静流にとっても過去を知ってくれた瑚太朗がかけがえのない人であるのは間違いないですね。
導入部分で晴彦のアウトローネタやアンティークショップを営む江坂さんが登場したり、静流の救助にゲンさんと彼が現れたりと、再び瑚太朗を噛みに来た彼だけに見える篝も含めて伏線を張っている感じもありましたが、次回はひとまずルチアのメインエピソードになりそうですね。
さて、花もさわれないルチアにはどんな事情があるんでしょうか。
次回を楽しみに待ちたいと思います。
静流ちゃんの一挙手一投足が可愛く、そしてとても切ないけれど、どこか希望を感じるエピソードでしたね。

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