2016
07/30
土

イクタとヤトリって小さい頃からできてるの?
二人を結ぶ絆の深さを垣間見た模擬戦回でした。
サリハスラグ・レミオンに別動隊の動きで後方から討つと思わせ、彼が兵力を分けたところで川の水中に掛けた橋から突撃するイクタの部隊。
そして、数で劣ることになったサリハスラグに迫ったその瞬間、彼を救ったのはイクタの思考を読んで短時間で本隊に戻れるようにしていたヤトリでしたね。
イクタの方も戦端を開いてからヤトリが早めに戻ってくるのを分かっていましたが、彼の予想を超えて兵を動かす準備を整えていたヤトリもなかなかやりますね。
この辺りのイクタとヤトリがそれぞれ相手が何を考えているのかを察知しているところは、二人の関係の一端を見るようで、興味がわくとともに面白く感じました。
そして、兄から酷く言われていたレミオン家の三男・トルウェイの狙撃によって長兄のサリハスラグを退場させる決着へと続いていったのですが、イクタはサリハスラグの人柄を読んだ上でトルウェイが大きな働きをする事を前提に策を練っていたんでしょうね。
後ろから頭を撃たれるサリハスラグがとても印象的なケリの付け方でしたね。
さて、模擬戦も終わり、シャミーユがリカン中将の教えを受けた軍人たちに連れ去られる事件が発生しました。
模擬戦を行うイクタはシャミーユに付いている軍人たちに何かを感じとっていたようでしたが、それがこんな事になるとまでは思っていなかったんではないでしょうか。
しかし不測の事態に軍人たちの向かう先を冷静に読んだイクタは、ヤトリに救助を頼みますが、軍人の一団の中に単身飛び込むヤトリの肝の座り方と、その直後の彼女の剣戟がすごかったですね。
剣豪というよりはジャパニーズニンジャのようなキレのある素早い身のこなしで彼らを斬り伏せて行く彼女は鬼のようでした。
そして、彼女が返り血で真っ赤になり、両手の剣が握る手から外せなくなるほどの激昂と哀しみが同時に彼女を責め立てるように感じましたが、彼女は過去に何か背負ってしまったものでもあるのでしょうか。
やがて彼女の元に現れたイクタが、ヤトリの片腕は俺なんだからと握りが外れない剣をとってやるところがありましたが、模擬戦の時の二人も含めて、イクタとヤトリの間には他のものが入れないような過去と関係があるのかもしれませんね。
その辺りがイクタの科学の師匠と併せて徐々に明らかになって行くのを楽しみに思いますが、怖かったのだぞ!と泣きながらボクッ!とイクタの顔面にストレートを入れるシャミーユの絡みも楽しみなところですね。
殴られたのは今まで散々シャミーユをからかった罰だったのかもしれませんが、模擬戦勝利で変に人気の出たイクタを思うとちょっとすっきりしたオチだったかもしれませんね。
次回も楽しみにしたいと思います。


- 関連記事
-
- ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 第5話「二人でひとつ」感想 イクタとヤトリはお風呂まで一緒に入る幼馴染カップルだったのか…狼さんも壁ドンするはずだ。
- ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 第4話「永霊樹の番犬たち」感想 イクタとヤトリの過去と関係が気になる。
- ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 第3話「高等士官学校の騎士団」感想 授業中のイチャイチャ禁止。シャミーユ姫殿下はイクタ准尉に興味津々なようです。
この記事と関連する記事
MESSAGE
TRACKBACK
この記事にトラックバックする (FC2ブログユーザー)
-
サリハスラグを模擬戦で破ってイクタが認められる。そんな話になるのかと思ったらその後凄かったですね。前半も面白かったけど、ヤトリ無双で全部吹っ飛んだ。 敵の戦場に来て、敵の策に乗る。ヤトリじゃなくても転がしやすい相手でしょうね、レミオン長兄サリハスラグ。正直イクタにとって一番の悩みの種はヤトリでしょう。 川に橋を沈めておく。地形を知っているサリハスラグは深い上増水して渡れないと思っ...
こいさんの放送中アニメの感想 2016/08/05
COMMENT