クオリディア・コード 第5話「小公女のレガリア」感想 カナちゃん、ひーちゃん呼びしてた仲のカナリアが居なくなっても、気丈に振る舞うお姫ちんが切ない。

悲しいのは壱弥だけではない。
ほたるだけに見せた舞姫の涙は、カナリアの歌を聞いてきた三都市全ての生徒の涙ではなかったか…。

侵入不可領域に入ったカナリアをはじめとする生徒たちが謎の襲撃を受けた中、ひとりコードを書き換える処置を受けて無事に済んだ青ちゃんは、大人たちに何を思うのでしょうか。

この辺りに世界の真のあり様と、子供たちが何故コールドスリープされたかの理由が隠れている気がしますが、襲撃事件を調べたほたるに青ちゃんは詳しい事を話さないまま、二人は侵入不可領域へと向かったようですね。

それがアンノウンが大挙して襲来し、激しい戦闘になるだろう三都市の生徒たちに何を手繰り寄せるのかは全く予測がつきませんが、ある意味三都市に隔離された生徒たちにとっては、大人たちと自分たちの間にある真実を知るきっかけにはなるのかもしれませんね。

さておき、目の前でカナリアを失った壱弥は世界を救う意味を見失い、部屋から出る事すらもできなくなってしまいましたが、東京の支援を言い渡された舞姫とほたる、そして、明日葉と霞も彼を動かそうと訪ねてきましたね。

しかしなんとか彼を鼓舞しようとする舞姫は、壱弥からもう戦えなくなっている理由を直接言われてかなりキツかったんじゃないでしょうか。
クッと拳を握りながら気丈に振る舞う彼女が本当はどんな気持ちでいるか、いつも彼女を観察し続けるほたるには分かっていましたが、それでも、今は私と二人きりだよってほたるが言ってくれるまで我慢していたんですね。

堰を切ったように溢れる涙。
舞姫は思わずほたるの胸にその顔を埋めに急ぎますが、幾重にも包んでくれそうなほたるの抱擁に胸がいっぱいになってしまいました。

今回の脚本は橘 公司氏担当でしたが、どうしてどうして百合描写も上手い先生ですね。
夕陽に照らされたほたると舞姫にキュンキュンしっぱなしでした。
そして、お姫ちんを囲む神奈川四天王の誰もがほたるに負けないくらい大好きなんでしょうけど、特殊エンディングでその辺りの補完がされてたのも良かったと思います。

物事の全ては観察からはじまるというほたるのセリフも登場し、それ主にお姫ちんに向けて発動してるよねっ！て突っ込む楽しさもチラッとあったシリアス百合々々回でした。
カナリアが自らの力で復活を果たす展開が来るのを期待しつゝ、先ずは戦闘回となりそうな次回を楽しみにしたいと思います。




このCMのお姫ちんもいい！


見、見えない…見えないよ明日葉ちゃん。



ざくろちゃん可愛いよざくろちゃん！四天王にもっと出番をください。





これはももくりの栗原さんとタメはれる観察っぷりですね。