クロムクロ参るっ！！ 第19話「鬼が誘う宴」感想 雪姫カットインで激アツ展開必至でござる。

由季奈救出に覚悟を決める母と剣之介。
そしてソフィー宅を訪れた鬼は、彼ら鬼の真実を聞かせてくれるという。
クロムクロ、いよいよ佳境に入りましたね。！

GAUS部隊長のトムが捕えられた仲間は必ず助けに行くと国連の職員に食ってかかるところは惚れぼれしました。
しかしその当たり前の事が出来ない国連の決定に従わないのは彼だけではなかったですね。

由季奈の母が、剣之介が、そして手段が見つけられず行動を起こせない剣之介を叱咤するソフィーが、腹の中に決めてしまっている覚悟は同じく由季奈を救出する事で、それぞれがやがて自分のできる事を始めだすのは、見ていて徐々に昂ぶって行くような興奮を覚えました。

そして、ナノマシンでムエッタが回復する事に携われたハウゼン博士が非常に楽しそうにしていましたが、彼のDNA情報を元にした見立てによれば、ムエッタは雪姫本人であり、由季奈はその傍系の子孫に当たるという事でした。

なので剣之介に手を貸す事になったムエッタは自分に隠された真実がある事に気づき、母船の長たる者にその旨を尋ねるんだと思いますが、ソフィーの前に現れた鬼のゼルがこれから語る事といい、ダブルで様々な真実が一気に明かされそうになって来ましたね。

そして、なんと言っても契り無しで自分を乗り手と認識したクロムクロのモニターに突如映し出された雪姫からのメッセージが物語に佳境が訪れたことを知らしめ。
クロムクロ参るっ！！と腹を据えた剣之介が、その覚悟の切っ先を天に浮かぶエフィドルグの母船へと向けたところで、なんとも言われぬクライマックスへの期待と昂りが突き抜けるのを感じました。

実に熱い展開でしたね。
あとはムエッタの自分を回収させるという策が上手く行くことと、由季奈をムエッタと思っているミラーサがその口を封じに行くのを回避できればと思いますが、さて、エフィドルグの母船の長たる者は母船に居るのが由季奈という事に気づいた段階でどう動くのか、気になるところですね。

ともあれ、着るものが前回から無いままの由季奈にちゃんとした服が巡って来るのを期待しつつ、先ずは鬼のゼルが語る真実を楽しみに次回を待ちたいと思います。