あまんちゅ！ 第6話「ホントじゃない願いのコト」感想 風になびく幸せリボンの願いは、やがて海へと届くのだろう。

てこの気持ち。ぴかりの気持ち。それを見守る真斗の気持ち。
ゆっくりでも動きだしたてこの願いが叶うのを、ぴかりは楽しみに待ってくれているんですね。

夏休みにはみんなと一緒に海に潜りたいとプール実習を頑張るてこ。
そして、プールに潜んで彼女を見守るぴかりや姉ちゃん先輩は、彼女が苦手だったレンズクリアをものにした事を喜んでいましたが、どうしても目立ってしまうのがこの二人の面白いところですね。

しかし、そんな喜びも束の間、実はてこが泳げないことが今になって分かり、真斗先生もこりゃ大変だという表情を一瞬覗かせましたが、それでもけっして諦めたくないというてこは、ひとつひとつ小さな目標を持って前に進むことを決めたようですね。

かつては自分の願いがはっきり分からなかった思い出が過りながらも、ぴかりとバディになったこと、そしてぴかりの祖母との出会いが自分に変化をもたらしてくれたことを、プール実習が終わってから訪れた道の駅・マリンタウンでてこはぴかりに伝えますが、そう言われたぴかりはドキドキが止まらなくなってしまったんでしょうか。
てこの方を向いて赤くなる彼女がとっても可愛かったですね。

そして、そんな二人を見守っていた真斗先生が、てこに青春だねって微笑みかける様に言ってくれたのは、大人の女性として彼女の手を引いてくれている様に感じました。

いくら頑張ろう、諦めたくないと思うてこも、まだまだ不安に思うこともあるだろうし、目標や決意は別になくてもいい、でも動けば何かが変わる、そして、動けば必ず何かに出会えるんだと、てこの気持ちを希望で照らしてくれる真斗先生は、てこにとってありがたい大人の女性ですね。

ともあれ、そんな真斗先生の気持ちを受け止め、先ずはプールで150m泳げることを目標にした彼女は、ぴかりが持って来てくれた願いをしたためる赤いリボンにそれを書いたようですが、彼女と一緒にあいちゃんに続く道を歩んでくれたぴかりは、自分の書いた願い事を見ないでって一生懸命隠していましたね。

それになんて書かれていたのかは、見なくても分かってしまうと思いますが、海風に漂う二人の願いがいずれ海に届く日を楽しみに待ちたいと思います。
テレたり仲睦まじくなったりする二人を見ているだけで、いつも柔らかい気持ちでいっぱいになって行きますね。
あまんちゅ！次回も楽しみにしています。






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