2016
08/20
土

精霊信仰とアルデラ教は別物。
カンナの考えは神の呪いを解くというより、人心掌握に精霊を利用する帝国の呪いを解くものではないんでしょうか。
前回牢獄に囚われているのはシナーク族の族長ナナクの精霊ではないかと感じていましたが、実際はそんな生易しいものではなく、シナーク族の人々から戦力を奪う目的で多数の風と火の精霊が閉じ込められていたんですね。
この世界では人と精霊を引き離すのはかなり非道な事であるようですが、それをやらせているのが北域の部隊の長たるサフィーダ中将で、おおっぴらにできないような命令に唯々諾々と従う彼の周りの軍人も、そのほとんどが小心者か腐っているということでしょうか。
シナーク族を攻めるのを良しとしないデインクイーン准将のような人物もいますが、自分のお目付役であるトァック少佐が謀殺された事に端を発する北域の動乱の始まりを中央に知られたくないがために、シャミーユ殿下を北域の南部に移動させる様な姑息な指揮官の元で戦う兵士たちの未来には、戦う前から暗雲が立ち込めていると思います。
せっかく精霊信仰とアルデラ教の真実に近づいてイクタと親交を深めたカンナにも、最前線へ出兵したことで死亡フラグが立っていますが、山岳地帯の地形を利用し、準備万端整えて戦に臨むシナーク族の前に、帝国側は屍を死屍累々と積み重ねてしまう可能性が高いですね。
ただ救いはイクタの元に届いた今までに見たことのないような空銃が届いた事と、聖戦というナナクの言葉をヤトリから伝え聞いたイクタが、シナーク族の裏に何者かが居ると読んだことでしょうか。
さっさとサフィーダ中将には退場してもらって、精霊たちを返せばいいんじゃないかと思いますが、予備兵という扱いであるイクタたちが展開をそこまで進めるのには、かなりの時間がかかりそうですね。
ともあれ、カンナに物事を科学的に考えるという共通点を見出し、イクタが割とマジで好きになったらしい彼女の無事を期待しつつ、次なる展開を楽しみにしたいと思います。



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