2016
09/02
金

哀しみを背負う二人が温め合うシーンにふと涙がこぼれる。
時が彼女たちを癒す事はないだろう。しかし剣之介にならできるかもしれないですね。
由希奈の父親のこと、そして要石の役割りがまとめて回収された今回。
由希奈が父親の研究を否定したままになってしまった哀しみと、エフィドルグの先兵として戦わされていたムエッタの何処にも居場所が無い事への哀しみという、二人のヒロインの心情がクローズアップされましたが、彼女たちの想いが昇華される時は来るんでしょうか。
ゼルやエフィドルグの事を世間に知らせに向かった父親と同じく由希奈が雪に飲まれて窮地に陥りましたが、彼女の家族のフェレットの活躍でムエッタに助けられるという縁が生まれましたね。
そして冷え切った由希奈を温めるために自らのぬくもりをもって助けようとしたムエッタと由希奈がひとつ毛布にくるまっていたシーンからは、なんとも言えない感慨深いものを感じました。
それは彼女たちの外見が似ているからではなく、それぞれが巻き戻らない時の中でどうにもならないものを持ってしまったという共通点からだと思いますが、温まった二人の元に現れたのが剣之介だったということに希望を持ちたくなりました。
世界の現状は要石の力の発動でエフィドルグ本隊を呼ぶゲートが開かれそうになっていますが、今回を見て僕の関心は由希奈とムエッタが最後を笑顔で迎える事ができるかどうかに向いてしまいました。
もちろん、地球の側というか、黒部の面々やセバスチャンを失ったソフィーの見せ場も楽しみにしていますが、二人のヒロインと剣之介の絡みを何より楽しみにしています。
ともあれ、ゲートが開くのを阻止することができるのか、反撃の狼煙が上がるだろう次回に期待したいと思います。



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