クオリディア・コード 第9話「反獄のイデア」感想 カナリアの歌が聞こえる…笑顔だよって言ってもらえたいっちゃん泣いてたね。

ああ、どれだけ二人の再会を待ち望んでいたことか。
霞が歌い出した瞬間、カナリアの再登場キター！とめっちゃ震えました。
いっちゃん良かったですね。

世界が偽りであることを学生たちに隠している大人たちの動向を、ひとり探ろうと傷をおして立ち上がる霞。
しかしそんなお兄ぃを明日葉が黙って見送るわけもなく、彼をベッドに戻そうとしたものの霞の決意に押し戻された感じでした。

しかし肩に手をかけ、真剣な面持ちで明日葉はこうするんだぞと言われたら、お兄ちゃん大好きな妹はそれに従うしかありません。
パジャマ姿でベッドの上というシチュエーションもあって、焦る明日葉がなんだかとっても可愛かったですが、いつもこの兄妹の二人だけのシーンを見ているとニヤニヤしてしまいますね。

さておき、そんな中突然アンノウンが襲来し、霞の言いつけどおりに明日葉は壱弥に協力を求めに行きますが、カナリアを失った彼が首を縦に振ることは無かったですね。

しかし霞が壱弥を真のヒーローだって言っていたという言葉に、一度だけ力を貸してやるとツンデレいっちゃんがアンノウン迎撃に来てくれました。

そして霞×壱弥というツンデレ名コンビの本人達には超わかりにくい会話のキャッチボールが始まりましたが、管理官を狙撃した理由をいつまでも明かさない霞は、このアンノウン襲来の機に彼女が現れると踏んで壱弥をMAXで泣かせようとでもしていたんでしょうか。

やがて母親が子供の時に聞かせてくれた眠り姫が王子様の歌で目覚めるという話をしながら、ふざけてるのかーっ！と険しい表情をする壱弥を前に霞は歌を口ずさみ始めるんですね。

それは壱弥が聞き間違えるはずのないカナリアの歌…
そして背後から聞こえ出した歌声の主がカナリアだと気づいて彼は喜びに抱かれたんでしょうか。
振り返ると同時に抱きしめられた相手が彼の首筋にあるチップを砕き、涙でぼやけていたはずの視界にカナリアの姿が浮かび上がりました。

久しぶりの再会にカナリアはちょっぴりテレていたんでしょうか。
はにかんだ様子で久しぶりの時は笑顔だよって言う彼女がとっても可愛かったですね。

ともあれ、明日葉も舞姫とほたるに再会し、チップの呪縛から解かれた彼らは本当の世界を模して作られたイデアたる偽りの世界を自分の目で見ることになりましたが、この展開を真の敵が黙って見過ごすはずもないですね。
なので次回からいよいよ佳境に入って行くんだと思いますが、さて、今まで暮らしていた世界が偽りのものであった事をどう生徒達に知らせて行くんでしょうか。

予告の明日葉によるとかなりヤバイことが起こりそうな次回ですが、やっぱり鍵を握るのは見たものを共有できる青ちゃんの存在になりそうですね。
まるで本当の両親のように朝凪と夕浪を慕う彼女ですが、彼女の首に巻かれたチョーカーのようなものが気にかかって仕方ありません。

とにかくもカナリア達が生きていて本当に良かったと感じたエピソードでした。
いっちゃんが真のヒロインでしたかとちょっぴりニヤリとしましたが、世界に続きクオリディアの真の意味が明かされ出すだろう次回も楽しみにしたいと思います。