2016
09/10
土

アルデラ神軍ってなんでしょうか。
まるで中世の暗黒時代みたいですね。
数で勝る北域鎮台の部隊がシナーク族の集落に攻め入り、動乱は幕を閉じました。
しかし部族の一般人を蹂躙する帝国の兵の質の悪いことに辟易してしまいます。
そして前回ヤトリと女性同士の激しい剣戟を見せてくれたナナクがその惨状に驚き、彼女自身も悪兵の被害に会うところを、すんでのところで間に合ったイクタとヤトリに助けられることに。
一方、シナーク族から取り上げた精霊を監禁していたのをアルデラ教の総本山に通報されたサフィーダ中将は、その結果アルデラ神軍の討伐対象となり、北域鎮台に彼らを招き入れることになってしまいましたね。
それにしてもキオカ・帝国を問わずにアルデラ教の教義に背くものを蹂躙せんと迫るアルデラ神軍が、まるで中世の十字軍のように思えて描かれる時代が救いの無いもののように感じてしまいましたが、さりとて主人公たるイクタ・ソロークは腐敗した帝国以外のこんな敵とも戦わなければならないんですね。
まあしかしそんな状況下でも、実は幼い頃の知り合いだったナナクを指を詰めながらも説得し、アルデラ神軍の侵攻を遅らせる手伝いに協力させる手腕はさすがだと思いましたが、マシューやハロをしんがり部隊の後方に下げようとしたり、限られた時間の中で手を打つのがいっぱいいっぱいという感じもします。
それほどアルデラ神軍が強力な軍団なんだと思いますが、そうであっても最後まで苦楽を共にしようとイクタに詰め寄るマシューがかっこよかったです。
もちろんハロもお手伝いをさせて下さいとマシューと同じ気持ちでいっぱいのようですが、アルデラ神軍にキオカから派遣されている不眠の輝将ジャンの存在が気にかかり過ぎますね。
思えば、シナーク族の反乱も、サフィーダ中将の行為に対するリークも全てはキオカによる出来レースだったと思いますが、最後の一手となるアルデラ神軍の侵攻に、自国で麒麟児と呼ばれるジャンを同行させているのは、ここで帝国による北域支配を終わらせるつもりなんでしょうね。
果たして北域を押さえていた本隊を逃がす為に自らしんがりを務めることとなったサザルーフ大尉と、イクタをはじめとする若き騎士たちの運命が如何なるものになるのか気になるところですが、ついにイクタの運命の敵手となるジャンの登場し、面白さも跳ね上がったようですね。
ともあれ、アルデラ神軍の行く手を森を燃やすことで一旦は塞いだイクタでしたが、当然手を打ってくるだろうジャンとのぶつかり合う戦略の応酬合戦も見てみたいと思います。
次回も楽しみですね。



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