2016
09/17
土

あえて林道の戦いの誘いに乗り、足止め部隊の情報収集に務めるジャンの次策が気になる。
主人公と敵役の二人の軍師の采配を楽しむと同時に、彼らが身を投じる戦場における軍隊ゆえの一般人とはかけ離れた命の扱いと、失われた命に対する指揮官のやり場のない気持ちを感じるエピソードだったと思います。
昨日まで敵だったシナーク族を助けるために戦友を亡くしたスーヤがイクタに食ってかかる気持ちはわかりますが、イクタだって自分の判断で仲間の命が失われたことを悔やんでいるのを、スーヤへの歯切れの悪い返答から感じますね。
しかし彼はけっして言い訳するでもなく指揮官としてスーヤに相対するしかないんですが、ここで本当の責任は私にあるとヤトリが割って入り、敵を蹴散らそうと先行しすぎたナナクを助けるように動いた私にイクタが応えての事だったと言っていましたね。
模擬戦の時をはじめとして、特に語らなくても連携できてしまうイクタとヤトリならではのナナク救出劇でしたが、再び林道に火を放って敵の進行を止めるまでのイクタのスピーディな判断は面白かったと思います。
しかし、彼の誘いに乗ったジャンの方はこの戦いで足止め部隊の特徴や兵数、そして指揮する者の力量まで推し量ったようですが、そもそも犠牲が出るのを承知で一戦交えた彼の判断と思考が怖いですね。
おそらくイクタとは違って犠牲となった同胞の命より、戦略を立てる事とそれによる結果を求める気持ちが強いのだと思いますが、それゆえに彼が次に打って来る策をイクタは警戒する必要がありそうですね。
ラストはまさにイクタとジャンの知略合戦になりそうな気がしますが、その分今回以上に犠牲者がでる可能性が高いと思っておいて間違いないと思います。
ともあれ、イクタを消せという命令を受けたとした時のヤトリの答えが、帝国の獅子たる自らの家と自分を焼き尽くした上でその命令を果たすというものでしたが、そこには彼のイクタへの気持ちが確かにあるんだと感じました。
そして、だからこそイクタはそんな度し難い状況に居るヤトリを彼女の家や帝国から攫いに現れたんだと思いますが、その日を迎えられる日はかなり先の事になりそうですね。
兎に角もイクタVSジャンの次戦を楽しみに、次回を待ちたいと思います。



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