2016
09/24
土

カラ・カルム撃退!狙撃兵の戦い方を知るトルウェイに軍配が上がりましたね。
アルデラ神軍が守るべき戒律を破って攻めて来る不眠の輝将ことジャンは、イクタ同様科学的にものを考える人物なんでしょうか。
進軍ルートを塞ぐ大規模な火災を、彼は爆砲の弾の爆発を持って消し飛ばしましたが、そもそも戒律破りとなる気球や爆砲の使用をよくアルデラ神軍の指揮官に飲ませましたね。
それだけ彼が敵将に買われていて、敵将自身もいつまでも足止めされているのはマズいという判断があったからだと思いますが、気球や強力な兵器の投入よりも、自身が立てた戦略を実行に移して行く力が一番イクタにとっての脅威になるのかもしれませんね。
さておき、西の進軍ルートに位置する砦の守備に、トルウェイの部隊が別働隊として出向きましたが、カラ・カルムが砦を落とすために砦後方から狙撃銃で攻撃して来る策に打って出ました。
しかし出撃前にイクタから、敵の立場に立てば砦後方から攻めるという展開が浮かぶことを聞いていたトルウェイは、その思考を順に発展させて、ならばどう守るかまでをあらかじめ考えついていたんですね。
そして銃を使った群れをなしてつるべ打ちにするという従来の攻撃の形ではなく、狙撃兵の分散して各個に敵を撃つという攻撃の仕方をもって密集するカラ・カルムを次々と撃ち倒して行きましたね。
この辺り狙撃銃というものの特徴を理解し、今までの戦法に囚われずに戦術を考え続けていただろうトルウェイの見せ場でしたが、戦いが新兵器の登場で様変わりして行くのを感じるシーンでもありましたね。
イクタはトルウェイの活躍を聞き及び、ある時食事を持ってきてくれたヤトリに剣を携えた白兵が戦場のメインを張った時代が変わって行く事を語りますが、完全に移り変わるまでの時間にヤトリが戦いから身を遠くする事を望んでいるように思いました。
彼はひょんな事から戦場に身をおく事になりましたが、彼女を帝国と戦争の呪縛から解き放ちたいという気持ちが彼の本心なんですね。
その気持ちを重々承知しているヤトリは、ただ彼と背中を合わせて多くを語ってくれませんが、二人のこれからの道行きが気になるところです。
ともあれ、ついに進軍を始めた大軍を相手に、ジャンに一本取られたイクタはどんな科学的思考を見せてくれるんでしょうか。
クライマックスとなる最終話を楽しみに待ちたいと思います。



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