2016
10/09
日

国民に希望と慕われるフィーネのために、イゼッタは国を守ると決意しました。
幼い時から安住の地が無かった、彼女の希望って何でしょうね。
輸送機から脱出したものの、メッサーシュミットを駆るバスラー大尉の空戦隊に追われるフィーネとイゼッタ。
敵の兵士は機銃に乗って空を飛ぶ二人を目にし、魔女は本当にいたのかという驚きのあまり、必死にフィーネを抱えながら逃げるイゼッタを追ううちに一機、また一機と墜落していきました。
そして、なんとか隊長のバスラーからも逃れる事ができましたが、フィーネのために国を守ると決意したイゼッタの前に、再び彼が立ちふさがる時が訪れるのは避けられないことでしょうね。
新鋭機を操るエースパイロットと魔女の戦いがその時どんなふうに描かれるのか、今から楽しみにしたいと思います。
さておき、国境に位置するシュバイゼン砦が陥落し、その指揮官だったハンス少佐はゲルマニア帝国軍が更なる侵攻の際に通るだろう橋を落として後退を図ったようですが、公国中心部を目指す彼らの前に傷ついたフィーネを助けてとイゼッタが姿を見せました。
突然助けを求められ、フィーネが傷ついていることに驚いたハンスは即座に軍医を治療に当たらせ、しばらく目を覚まさなかったもののフィーネが助かって良かったですね。
そして、治療に当たった軍医がフィーネから片時も離れようとしないイゼッタに安心してやすみなさいと言葉をかけますが、姫様が目を覚ますまで食事もしないと言うイゼッタは、二人が幼い頃に出会ったこと。
そして、魔女の力を持つゆえにひとつところに住みつけず、祖母と二人だけの旅路の中でフィーネが友達になってくれたことを語り始めました。
はしゃいで水に浸かってしまった二人が、お日様のもとで並んで服を乾かしたり、牛舎の中でイゼッタが魔法で飛ばした光の光芒の中でダンスしたり、時には二人揃って草原をかけたりと、童話のページに次々と描かれた楽しいひと時の絵がいつまでも続くような回想のシーンでしたが、楽しさが弾けたような二人の笑みがとても可愛かったですね。
そして、純朴なイゼッタが脚の治療をしてくれる軍医に顔を真っ赤にしてしまうのも可愛かったですが、幼い日のあどけなさが彼女の中に残っているのを感じるシーンでもあったと思います。
ともあれ、やがて目を覚まし、起き出したフィーネがイゼッタに戦争から身を避けるように伝えますが、自分の命の恩人であり、国民に希望と慕われるフィーネのために、イゼッタは自ら国を守ると決意をあらわにしました。
魔女であるがゆえに人目を避けて暮らしていたことも、彼女に戦う決断をさせた理由のひとつになっていると思いますが、フィーネに私の希望になってくださいと言った彼女は、姫様と出会い、彼女が身を呈して襲われる自分を救ってくれた時から、希望を求め続けていたんではないでしょうか。
魔女という存在に向けられる人々の固定概念がいつか払拭される日が来るといいですね。
祖母がイゼッタに言っていたお前は最後の魔女だという言葉が、魔女の終わり=イゼッタの死ではなく、魔女も普通の人々の中の一員に過ぎなかったという人々の意識の変化を指すものになるのを期待したいと思います。
終末のイゼッタ、次回も楽しみですね。









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終末のイゼッタ 第2話『傷痕と、銃声と』 感想(画像付) 姫様の国は私が守ります! イゼッタちゃんは国を守り切ることできるのか? 某爆裂魔法みたいな魔法があれば戦えそうなんだけどね。 魔力切れもあるし、上手く頭も使って戦う必要がありそうですね。 姫さまはいつも傷だらけですね…w 以下、感想はつづきから ネタバレ含みますのでご注意ください。
空 と 夏 の 間 ... 2016/10/09
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