2016
10/15
土


豊久たちの敵となる者たちの姿も見え始め、一段と面白さが増してきた感じですね。
何処からか漂って来る匂いに反応して外に目をやる豊久は、信長からそれは戦の匂いであると聞く。
そして、煙の上がる方角に有るのは、瀕死の自分を信長のところまで運んでくれたエルフの兄弟の村だと知り、一目散に村へと駆け出す豊久は、助けられた恩義を返そうと思ったのでしょうか。
彼に続いて走り出した信長と与一が何やら楽しそうにしていましたが、これから起こる事を予見して血が騒いでいたのかもしれませんね。
そして一方では、彼ら三人を監視するオルミーヌから報告を受けた十月機関の長たる安倍晴明が、彼らの頭には国取りというものしかないのだと言っていましたが、それが世界の滅びを回避しようとする晴明にとって歓迎するものになるのかは、今後の展開次第と言った感じもしますね。
ともあれ、エルフたちを支配する帝国の騎士であるアラムから、漂流物と関わる禁を犯したとエルフの村は不条理な殺戮に晒されてしまいましたが、帝国にとってこの世界の住人である亜人たちは、その勢力を堅持するための道具にしかすぎない存在であるようですね。
そしてアラムも躊躇無く見せしめに彼らの命を奪って行きますが、そこへ飛んで現れたのが豊久その人でした。
信長が豊久の的になっている者たちを炎によって戦略的に追い詰ようとするなかで、その燃え盛る畑から立つ黒煙を纏いながら、狩をする狼のように帝国の兵士を薙ぎ殺して行く豊久の殺陣が見ものでしたね。
兵士たちは恐怖にかられ、呆然と死を迎えていきましたが、騎士であるアラムだけは豊久と対峙することとなりました。
しかし、虚をつく豊久の攻めにあっという間にマウントを取られたアラムは、まさか彼が剣の柄で滅多突きにしてくるとは思っていなかったでしょうね。
これが混乱を極める戦国の戦の中で培われた豊久の強さなのかもしれませんが、心が折れ、やがて許しを乞うしか無くなったアラムに止めを刺すのはエルフ自身であると、エルフのひとりに剣を持てと差し出すところは、今後の展開への大きな起点となったんではないでしょうか。
支配されるしかなく、反抗することも出来ないでいたエルフにとって、自身の手で支配者だった者の命を奪ったのは大きな変化だったでしょうね。
そして、彼らを豊久なり信長なりが今後率いて国取りのための兵にするではないかと思いますが、エルフの中には豊久について行きたいと思う者も出てきそうな感じですね。
それが覇権に向けて動き出した黒王軍や、豊久たちを異世界に飛ばした紫と敵対しているらしきエンズが率いる廃棄物と呼ばれる一団と向かい合うことになるだろう豊久たちの勢力を担う力のひとつになるんだと思いますが、豊久、信長、与一の三人が、紫の思惑に収まり切らない戦いや生き様を見せてくれるのを楽しみにしたいと思います。
僕が一番若い、19歳だよ!ってアピールする与一の面白いシーンもありましたが、ヒラコー作品らしいノリもストーリーと一緒に楽しんで行けたらいいですね。
兎に角も、血飛沫飛び散る凄まじいバトルに期待しつつ、今は次回を待ちたいと思います。





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