2016
10/31
月

凛子さんとポコを見ていると、母親の事を思い出してしまいます。
宗太たちが寝ているところにやって来たのは誰かなぁと放送があるのを楽しみにしていたんですが、宗太の実の姉の凛子さんという人でした。
そして昼間っから寝ている弟の横に居たポコが目を覚ましましたが、しばらくして生家の整理の手伝いに訪れた凛子さんと連れ立って屋島へ出かける事になりましね。
ただ凛子さんは子ども嫌いということで、ついポコにもキツい口調で話してしまうようですが、結婚していても子どもを産まない生き方をしている彼女がポコと出会って、自分の中に母性があることに気づいて行くんですね。
途中お遍路さんが登場したり、日本三大たぬきを祀っているところを訪れたり、屋島の情緒を感じるような場面がいくつも登場しましたが、宗太とポコ、そして凛子さんの三人が親子連れのように見えたのは気のせいでしょうか。
宗太自身も父親と屋島を訪れたときのことを思い出したようですが、自分が今は子どもではなく、ポコの手を引くような大人になってここを訪れたのは、何やら不思議なものを感じますね。
父親が教えてくれた瓦投げをポコに教えてあげた時と前後して、東京の会社から電話がかかって来たのも、そして直ぐに宗太が電話を取らなかったことも、何かしらの意味があったんだと思います。
ひょっとしたら、屋島のお寺で祀られている狸の仕業だったのかもしれませんね。
さておき、百合の花をクンクンするポコが急に姿を消したかと思ったら、山道の先にある吊り橋を一人で渡って行こうとしてたんですね。
けれども途中で足場の板を踏み外してポコは大泣きする事になってしまいましたが、おっかなびっくり助けに向かう宗太の横を、ポコを助けようとハイヒールで進んで行く凛子さんの姿がありました。
かなり足場の板と板の間がある吊り橋だったので、一瞬凛子さん大丈夫かなと思いましたが、まさに母は強しという感じで、見事ポコを助け上げてあげましたね。
そしてそのまま凛子さんはポコの手を引いて歩いていましたが、たどたどしく自分のことを好きというポコの小さな手の感触に、思わずこれが母性というものなのかと嬉しそうにしていましたね。
途中見ていて彼女がポコを助けに向かうあたりから、自分の母親のことを思い出してしまって、二人が手をつないで歩いている辺りではポロポロ涙がこぼれてしまいましたが、凛子さんが自分の母性に気づいて嬉しかったのと同じくらい、ポコも彼女のぬくもりを感じていたんではないでしょうか。
エンディングまでずっと涙がこぼれてアニメどころではなくなってしまいましたが、母親ネタは特に弱いので仕方なかったと思います。
今までは宗太とポコの関係をとうして父性を描いて来たところがありましたが、凛子さんの登場で母性も描いて見せたのはとても良かったんじゃないでしょうか。
毎回しみじみとしたものを感じさせる金色毛鞠の次回も楽しみにしたいと思います。





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