2016
11/04
金

自分の持ち味を活かして動き回る西岡が楽しそう。
そして、タケさんのナイスなウィンクで馬締の恋が少しは進展したのかな?
会社のトイレで大渡海編纂打ち切りの噂を耳にした西岡は、急ぎ部署に戻って皆にその事を伝えていましたね。
打ち切りの原因となるものは作るのにかかる長い日数と、それ要する予算がかかる事だと思いますが、打ち切りを回避するために西岡が閃いたのが、早めに執筆者に仕事を頼んで会社が新しい辞書作りをしているという話を先手を売って広めてしまおうというものでした。
そしてもし会社が打ち切った場合には、目の前の利益ばかりを追っているという話が方々から出るだろうということで、ひとつの賭けではありますが、体裁を保つために打ち切りの話がなかった事になるやもしれないというところでしょうね。
ただその考えを見抜いた会社が、辞書編纂の部署もしくは西岡に詰め腹を切らせる可能性もあるわけで、そうした雰囲気が活発に動く西岡と話していた社の人たちから感じるシーンもありましたね。
しかし、西岡自身は打ち切りをさせない様に動き回ったり、自分の持ち味を発揮して頑張れる事が嬉しいようで、自宅に一緒にいた女性に楽しそうにいろいろ語っていましたね。
女性の方もそんな彼を見ているのが幸せそうで、なかなか良い彼女さんだなと思いました。
そして、馬締の方は西岡が持ってきた打ち切りの話にかなり動揺していたようですが、それでも気を取り直して辞書に載せる言葉の資料作りに打ち込んでいましたね。
ただやっぱり不安は消えないわけで、同じ気持ちの西岡から今度の土曜日は休みにして気分転換をする運びとなりましたが、松本先生によればそれによって編纂の仕事に広がりが出るということで、どこまで行っても先生は学者さんなんだなと感じる面白いシーンもありましたね。
ともあれ、休みにゆっくり目を覚ました馬締は、トラを抱いて縁側に座る香具矢とばったり遭遇しますが、不意に現れたタケさんの勧めで二人で出掛けることになりました。
馬締にしてみたらこんなラッキーな事はないでしょうね。
おそらくタケさんの確信的犯行だったと思いますが、香具矢にタケさんの目が心配ですと言う馬締に、あれはウィンクだったと伝える香具矢は馬締の事をどう思っているんでしょうね。
実は一目惚れした馬締の方だけでなく、タケさんから彼の話を聞いていただろう彼女の方が、馬締に出会う前から興味を持っていたとしたら、かなり面白い恋の展開になるんじゃないでしょうか。
ウィンクと聞いても意味がもう一つ分からなかったニブチンの馬締ですが、仕事に対する想いが似通っている二人がこれからどんな関係を築いて行くのか楽しみなところです。
さて、次回は打ち切りの具体的な話と、それに絡んで西岡や荒木にスポットを当てたお話になるんでしょうか。
次回も楽しみにしたいと思います。



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