ViVid Strike！ 第11話「撃ち抜く一撃(ストライク)」感想 リンネはワシの大切な幼馴染なんじゃ！

穏やかな顔で抱かれるリンネは、また昔のようにフーちゃんと笑って呼んでくれそうですね。

フーカの一撃にリンネの意識が飛んでからが涙・涙の殴り合いでしたね。
そして勝っても負けても自分のところに帰って来て欲しいと願ったコーチのジルは、自分の夢を彼女に押し付けるのではなく、ひとりの人間として選手として、教えて上げたい事があると心からそう思ったんではないでしょうか。

しかしフーカもリンネももはや防御する事すら出来ないほどダメージを溜め込み、ただ殴り合う事しか出来なくなってしまいましたが、そこで意識を失いながら練習通りの攻撃をしてくるリンネにフーカが押され始めました。

そして攻撃をしている間のリンネの意識は、ジルと練習していた様子を見ていたようですが、リンネの攻撃を受けるフーカも飛んでしまいそうになる意識の中で二人が別々の人生を歩み出した孤児院での別れの時を思い出すんですね。

リンネはワシの大切な幼馴染。辛い事があったらワシを呼べとリンネをギュッと抱きしめるフーカ。
これは別れではないと言ったフーカにリンネが学校の事を話していたら、もっと別の今があったかもしれないのにと思ってしまいますが、自分で抱える事を選んだリンネはそうはしませんでしたね。

そして過去をいまさら変える事はできませんが、フーカの拳がリンネに届くたびに彼女の目は未来へと向き出したんではないでしょうか。
リンネの超絶的な筋力を全て乗せた拳に耐え、絶対に倒れないと誓っていただろうフーカの覇王断空拳がリンネを撃ち抜きました。

防御を越え、内部へと拳の威力を伝える断空拳は、リンネの中にある頑ななものを打ち砕き、彼女を過去から開放したんだと思います。
未来なら笑ってもいいと云うリンネの気づきに応えるように、おじいさんが優しく微笑んでくれた刹那、リンネの目はかつての澄んだ色を取り戻したんでしょうね。

倒れるリンネの身体をそっと受け止め、自分に甘えて欲しいと言わんばかりに彼女の頭を抱きしめるフーカに涙が溢れてしまいました。
安らいだ顔つきで抱かれたリンネは、目を覚ました時にフーカになんて言うんでしょうね。

ありがとうフーちゃんと言ってくれると嬉しいですね。
そして二人はこの先、なのフェイみたいなカップルになって行くんでしょうか。
師弟対決の残るウィンターカップも楽しみに、次回を待ちたいと思います。