2016
12/21
水

家族の願いはひとつー。
しおりさん、いずれ娘のまといちゃんが来ると思って、お守りを門の前に置いていたのかな。
クラルスの友達を助けたいという願いが、最後の最後に彼女を真・覚醒させ、白き纒創姿へと変身させる熱い展開に始まり、やがて超次元に到達したまといがみごと母親のしおりをみんなの暮らす世界へ連れ戻すという大団円なエンドでした。
途中ポチにとり憑きセトを名乗っていた者が、纒創者の本当の敵はナイツではなく次元そのものだと語っていましたが、覚醒したクラルスがクリードキラーを難なく倒しながらも、上の階層の次元に進んで行くにしたがってやがて力尽き、ゆまと共に纒創が解けていってしまうことになりましたね。
そうした中、ふたりの先へ進んでという思いを胸にまといはついに超次元の門へと辿り着きましたが、すでに母親しおりの力が尽き始めていて、まといがしおりと同じように、門を閉めるためにその身を犠牲にしなければならないという状況にぶつかりましね。
しかし、まといの願いはしおりを連れ戻して家族三人普通に暮らしたいというもので、諦めきれない彼女は手の届かない門を前にして強くそれを願いますが、そんな彼女の前に現れたのがしおりのお守りだったんですね。
おそらくそのお守りは、絶対に娘と夫の伸吾の元へ帰るというしおりの強い願いが込められていたと思いますが、それを門の外に置いていたのは、いずれ自分の力が弱まって門が開こうとした時、必ず娘がここに来る事になると予感していたからではないでしょうか。
お守りに込められた娘への気持ちと願い。
そして、まといの願いが感応したのか、彼女の胸にある纒創者の神器(レガリア)が眩い光を放ち、少女へと育ったまといと母親しおりが精神のヴィジョンの中で再会を果たしました。
あとはもうふたりの願いが一つとなって門を閉め、次元世界の作りまで変えてみんなの待つ世界へと帰還を果たすこととなりましたが、どんなに時と次元がふたりを隔てようとも、二人の持つ立った一つ願いは、全ての世界の八百万の神に届きましたね。
ともあれ、最高に盛り上がった二人の帰還劇でしたが、若いままの奥さんが帰ってきて伸吾くん大勝利なオチもつき、ついイチャイチャしてしまう両親を目の前にしてまといもこれから気を使ったり大変だと思いますが、三人揃って食べたカレーはとっても美味しかったんじゃないでしょうか。
理由もわからず出ていってしまった母親のことで泣いたり悩んだりばかりのまといでしたが、食卓を囲んだ時の彼女の笑顔はとても明るくて幸せそうでしたね。
ゆまに引っ張られてこれからも退魔少女として活躍しなければならないみたいですが、できれば後日談とか見てみたいと思います。
母の願いと娘の願いがあらゆるものを超えてひとつとなり、奇跡を起こした大団円の結末でした。
設定なども良く練りこまれていて、お話も賑やかさに溢れて楽しい作品でしたね。
そして、家族というものを中心に据えて最後までブレずに楽しませてくれたと思います。
初のオリジナル作品を世に出したWHITE FOXさんの今後の作品に期待してます。










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