風夏 第1話(新)「風夏！」感想 オープニングとエンディング共に原作者さん作詞の歌が流れるんですね。わたし、気になります！

ちょっぴりボーイッシュで元気のある女の子って可愛いですね。

いつもスマフォでTwitterを見ている主人公の優が、偶然にも自由闊達な感じのする女の子・秋月風夏と出会うところから始まりました。

スマフォを弄っていた優は丈の短いスカートを履いている風夏に盗撮をしているんではないかと勘違いされ、スマフォが割れてしまったり出会いから散々な目に遭わされてしまいますが、青春ドラマっぽい雰囲気があり、すんなりお話に入って行き易そうに思いました。

そして風夏のサッパリとした笑顔や口調にいつしか引き込まれていった感じですが、やや内向きな優が彼女に振り回されて行くのを暫くは楽しめばいいんでしょうか。

転校して来た優が風夏のクラスに在籍する事になるというお約束なところもありましたが、陸上部の男子生徒からの熱の入った勧誘を、彼女が絡まれていると勘違いして優が二人に割って入ったり、二度も盗撮の疑いをかけられて連続でスマフォがアクシデントに見舞われるという、不幸だー！的な展開にちょっぴりニヤっとしてしまいました。

その辺り優役の声優さんの演技と、嫌味無く不幸な展開を見せた演出のたまものだと思いますが、姉と妹たちに囲まれた優の兄弟関係の設定も追い討ちをかけて来て、なかなか面白いと思います。

さておき、こうして優と風夏の物語が始まりましたが、優の幼馴染で現在は売れっ子歌手となったために彼とは疎遠になっている氷無 小雪もいずれお話に絡んで来るんでしょうか。

小雪の歌が好きな風夏が、優が姉から貰った小雪のテーマソングの流れる映画のチケットに偶然目を止め、二枚あるので一緒に映画に連れてってという展開となりましたが、待ち合わせでのちょっとしたハプニングに自由闊達さを目立たせる風夏がなんとも可愛く、萌えではなくその青春ドラマっぽい雰囲気のあるシーンをとても心地よく感じました。

そして映画館に並んでいる時に、カップル限定グッズを手に入れようと風夏は優に恋人になってと言い出すのですが、理由も知らされずにいきなりそう言われた優のドキマギした反応が面白いですね。

学生時代ならではのそんな一コマを懐かしく感じますが、ちゃんと理由を聞かされて恋人のふりをしようと頼まれても、風夏のような可愛い子から手を繋ごうと言われたらドキッとしてしまいますよね。

ともあれ、映画を見終わった二人は帰路に着きましたが、経験不足が否めない優は手をつないだりした事をぐるぐる考えたりしていたんではないでしょうか。
別れ際、楽しいデートだったよと言って去って行く風夏に、ラブコメの波動と青春の思い出が過ぎりましたが、女の子というものが何を考えているのか、さっぱりわからないのがこの頃の男子というものじゃないでしょうか。

どんなお話になって行くのかはこれからですが、そんな頃を思い出しながら楽しんで行くのもいいかもしれませんね。
風夏と優、そして小雪をはじめとする登場人物たちがどんな物語を見せてくれるかを楽しみに視聴して行きたいと思います。
第2話以降は地上波での放送後にレビューして行く予定です。