2017
01/11
水

火災、クーデター、監視対象となった主人公。
初回から気になる事ばかりで今後の展開が楽しみです。
静かに始まったという感じの初回、平和の続くドーワー王国。
その13区の各自治区で警察・消防・医療などの業務が適正に遂行されているかを監察しているのがACCAということですが、早期に不正や異常事態が起きていないかを見つけるのも、その任務の一つのようですね。
しかし平和の続くドーワー王国では今日に至ってACCAの存在意義と必然性が問われ、初回はACCAの解散が決まったというところから始まりました。
そしてその決定を巡って5人の長官が綱引きをしていたり、廃止派のグロッシュラー長官がクーデターの情報を掴んでいたりと、街中に頻発し出した火災といい、平和なはずの王国に波乱の影が迫っているのを感じさせる展開もありましたが、先ずは主人公たる監察課副課長ジーン・オータスの仕事ぶりを描き、急遽派遣された地区での不正を暴く活躍が描かれました。
しかし彼の見つけた不正がACCA解散の決定を大きく動かし、決定が下された翌日にそれが覆るという結果をもたらしましたが、果たしてそれが偶然に起きたものなのか、それとも廃止派のグロッシュラー長官が急にACCA存続に舵を切ったように、長官もしくは何者かによって用意されたジーンの活躍という事だったんでしょうか。
ジーン自身はスカした感じの青年でキレものという印象を受けましたが、彼がグロッシュラーから監視の対象となったのは、間違いなくクーデターという伏線と無関係ではないと思います。
そして街中に頻発し出した火災も気になるところですが、彼を必要以上にやっかむバードン支部で巡査を勤めるレイルという青年が、ジーンのライターを手にして何やら不穏な空気を醸し出してたのは危うい展開がジーンを待ち受けているという事でしょうか。
そして多くの登場人物が姿を見せる中、ジーンの監察先の支部に本部長のモーヴが現れたのは何か意図しての事だったんでしょうか。
どの人物も意味の無い登場やシーンは無かったように感じましたが、様々な伏線が明確な形として現れてくるのは後の楽しみのようですね。
ともあれジーンのライターを持ったレイルの動向と、グロッシュラーが何故ジーンを監視対象にしたのかが明かされる時を楽しみに、今は次回を待ちたいと思います。







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