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笑顔は最高の魔法 ~Japanese Animation Review~

2017 02/27

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(2期) 第20話「浄化」感想 貫け!蒼穹の十二連!!その全ての穢れを受け止める。

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ドラゴンの浄化はできないという前例を打ち破った導師スレイ。
倒れるロゼを支えるアリーシャの手が映った刹那、身震いするほど興奮しました。


王道展開ゆえにアリーシャがバルトロ卿の企みを打ち砕き、スレイがドラゴン浄化に挑んだ後に災禍の顕主とのラストバトルへと進んで行くんだろうなと思っていましたが、その王道を時に静かに時に大迫力で描いて見せてくれるのは本当に楽しいことですね。

そしてルナールに話しかけられたマルトランがアリーシャは此処には来ない、なぜなら彼女は姫だからだと言うシーンにこれではルナールさんがただの道化扱いじゃないですかーと苦笑いしてしまいましたが、尺があれば彼のことや天族たちについてもう少し描いて欲しかったとも思いました。

さておき、王の元へと向かうアリーシャを助けるイアンやシレルの活躍がかっこよかったですが、敵の刃が迫ったシレルを助けたアリーシャの槍を使ったアクションも見ものでしたね。
正直こんなに強かったのかと感激してしまいましたが、槍を使うシーンをずっと待っていたのでとでも嬉しく感じました。

ともあれ、王の間の扉の前にたどり着いたアリーシャの立ち絵がいかにもゲーム画面っぽい感じで、相変わらずufoさんいい仕事するなと思いましたが、最後の最後に敵側に立った兵士であっても殺さないというアリーシャの信念がバルトロ卿との一件に終止符を打つこととなりました。

アリーシャを庇った王は穢れをその身に漂わせていたようですが、娘を愛する気持ちがバルトロ卿の迫る刃から彼女を守りましたね。
そして王を殺めたバルトロ卿は、その現場にイアンたちと共に現れた自分の命で動いていた兵士たちに全てを見られてしまうわけですが、それが彼を観念させたのはアリーシャと彼女と共にあった騎士ちの信念の勝利と言っていいと思います。

さて、こうしてバルトロ卿は自刃し、いよいよ竜巻と正面切って向かい合う場面へと進んで行きましたが、眼前に迫る巨大な竜巻に驚愕する姫騎士たちの表情に、否応なしにクライマックスに突入したのを感じました。

アリーシャにパスを使って合流を求めて来たスレイはドラゴン浄化に挑む決意を固め、ドラゴンは浄化できないんじゃない、浄化した導師がいなかったんだ!と前例の無い事に死ぬことすら退けて進もうとする彼にキュンキュンしてしまいましたが、それはライラも同じでかつて共に旅をした先代導師ミケルに報告する彼女に涙が溢れそうになりました。

導師ミケルよ、照覧あれ!そんな言葉がふっと頭に浮かぶ高まりをクライマックス直前に感じる、ライラの良いシーンだったと思います。

そして竜巻が紅蓮の炎の色となり、レディレイクはドラゴンの放つ火球に焼かれることとなりましたが、ミクリオの真名を呼び、蒼穹の十二連を放つスレイに迫るドラゴン。
共にその穢れを受けるロゼと気合を入れて浄化に望むスレイに唸り上げて吠えかけるドラゴンの迫力がハンパなかったですが、あまりの穢れの衝撃に倒れこむロゼを支えたのはアリーシャ・ディフダでしたね。

待たせたな。そうロゼに伝えた彼女に遅いわよバカ…と言い返すロゼとアリーシャの関係にグッと来てしまいますが、このタイミングで登場するアリーシャの扱いと、バカと言えるほど彼女と親しくなったロゼの扱いが素晴らしすぎて興奮もMAXになってしまいました。

そしてついにスレイはドラゴンの浄化を果たしたわけですが、その瞬間にレディレイクに立った蒼い光とそのほとばしりに街全体を覆い尽くしていた穢れが浄化されて行くシーンはとても美しかったですね。

倒れそうなスレイをミクリオが支えたり、ファンの喜ぶようなシーンもある一連のドラゴン浄化のパートでしたが、これで兄の浄化もできると感じたエドナがスレイにありがとうと言うところで、なんとも言いようのない感無量の感慨に包まれました。

そして、そんな素直なエドナの姿の直後に、サイモンちゃんが登場して災禍の顕主とのバトルフラグを立てて行きましたが、とにかくも自分も一緒に浄化されてしまったような大興奮を覚えたたエピソードでした。
次回も楽しみにしています。

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COMMENT

  • No.726

    こんばんは、甘エビさんの感想を読むと興奮されていますが私はなんだか駆け足であまり興奮できなかったです。

    アリーシャが王と謁見するところくらいまでは良かったのですがドラゴンの浄化は急ぎすぎな気がしました。こんなに簡単に浄化できるなら今までの導師はなんで浄化できなかったのか?と思います。

    アニメのスレイがしっかりしているのは分かりますが尺の関係もあってそんなに各地を旅できているわけでもないですしドラゴンのことを調べきっていたわけでもなくあっけなさすぎます。というかこれならアルトリウスなら余裕で浄化できるんじゃないでしょうか?

    今までスローペースで描いてきただけに急に展開が雑になった気がして少し残念でした。今日の展開から終わりへと進んでいくんでしょうが上手くまとめてほしいです。

    それといくつか疑問がありますがマルトランは普通の人という設定にしたんですかね?セルゲイとかもOPにいるのに全然掘り下げられなくてもったいなさすぎです。

    投稿者:エミマル 2017/02/27 (月) 20:09
  • No.727

    エミマルさん、こんばんは。
    マルトランやセルゲイの話に限らず尺の都合で多くのことが端折られ、駆け足の展開になったり、ゲームをした方はドラゴン浄化が従士の参加があったとはいえたった一話で可能になったのは複雑な気持ちを覚えたんじゃないでしょうか。

    浄化を可能にするのに今までのアリーシャとロゼの話を良く言えば理由付として、悪く言えば言い訳に使ったと思えるところは、賛否の別れるところだと思います。

    ただ私はアニメは原作とは別物という事を遥か昔から思っていて、原作の記憶をうっちゃってアニメはアニメとして楽しめてしまうので今回の感想になったんですが、エミマルさんと同じ気持ちを持ったのは間違いないと思います。

    正直言えば3期もあってもっと色々な事を描いて欲しかったと思いますが、とにかくも良いラストを迎えて欲しいという気持ちが強いですね。

    投稿者:甘エビ 2017/02/27 (月) 20:31
  • No.728

    2回目のコメント失礼します、私は基本的にアニメは原作通りやって欲しいと思っていて原作を超えることはごく稀にありますがほぼ不可能と思っています。まあゼスティリアに関しては変えてほしいと思いますし実際別物だと思って観ています。

    ただそれを踏まえても今回の話は展開が雑だったように思いました。ゲームとは違って楽しめていましたがいきなり「スレイの答え」とライラが言ってもそんなに各地を回ったの?とかこれまでのことを調べたりした?という疑問しか浮かんできません。

    ゲームのような答えをだされても困りますがアニメでの答えを出すに至った過程をもっと描いてほしかったなと思います。これに関してはアリーシャのことは好きですがアリーシャに話を割きすぎたのだと思います。

    様々な良改変があったので期待していた分今回は少しがっかりしてしまいました。これまではアニメになって良かったと思いましたがラストまで含めてアニメになって良かったと思えるように描いてほしいと思います。

    ちょっと辛口になりましたが決してアニメがダメになったというわけではなく、良改変が多くてかなり期待して観ていたということを今回気づかされました。

    投稿者:エミマル 2017/02/27 (月) 21:24
  • No.729

    エミマルさんの辛口になる気持ち、よくわかります。
    設定そのものの改変や追加もありましたし、ここに至るスレイの旅が短く描き足りなかったのはゲームユーザーに限らず誰もが感じたことだと思います。

    投稿者:甘エビ 2017/02/27 (月) 21:31

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