2017
03/22
水

スイツ支部駐在員リーダー・ウォーブラーは言う。
国王になる事に興味はないだろうと、そしてACCAをその持つ能力以上に良く見過ぎだと。
おそらくこれがジーンの本音に近いんだろうなと思った。
フラワウでリウリウム家の実力者たちと会ったジーン。
彼らはクーデターに賛同するという証として使われる事にされてしまった煙草をジーンに差し出しましたが、ジーンは直ぐには受け取らなかったですね。
しかし暗殺者の凶弾から自分を守ってニーノが撃たれてから、その13本目となる最後の煙草を受け取る事にしたようですね。
おそらくニーノが撃たれたことがジーンに何かしらの決断をさせたのだと思いますが、虎穴に入らずんば虎子を得ずと言ったところでしょうか。
クーデター計画に乗って見せて最後にどんでん返しを彼がするんじゃないかと、スイツ区のウォーブラーや、大丈夫だなと聞いたモーヴ本部長にニヤリと悪戯な笑みを口元に浮かべたジーンの様子から感じましたが、彼の一番の懸念は困った王子様なんだよねと言っていたシュヴァーンをどうどんでん返しに組み込むかと云うところではないでしょうか。
その辺りロッタと王子お付きでパン友のマギーが何かやらかしてくれると楽しいと思うんですが、レイルや公然の秘密となったクーデター計画を納得するようにウォーブラーを説得したような、そう見せかけて彼に火をくべていた節のあるオウル課長。
そして枢機委員長のクヴァルムたちがクライマックスでどんな役割を演じるのか楽しみなところですね。
ただ最も注目したいのはリーリウムのフラワウがジーンを傀儡に国の主導権を握ると云う事を改めて聞いていたグロッシュラーがこのまま唯々諾々と流されるとは思えないし、モーヴも何かしら考えがあるようですね。
多くの登場人物たちがラストにどう動くのか今からわくわくしてしまいますが、クーデター計画の主役たるジーンは13区に石油エネルギー資源の90%を提供するフラワウ区の人々の想いをこれから自分がする事とどう折り合いをつけるつもりなんでしょうね。
その辺りの答えも楽しみに、次回でクーデター計画のその日が描かれるのを待ちたいと思います。
そして個人的にはおそらくオウル課長と同じ考えだと思いますが、未来の国のため、そして国王である父親の役にたちたいと思っていたジーンとロッタの母親の気持ちが報われるエンドになるのを期待したいですね。





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えーと、リーリウム長官の狙いは、ジーンを担いでクーデターやってフラワウ区しいてはリーリウム家で国の実権を握る事、で良いのかな。ジーンは傀儡という事か。けど、ジーンも王の座にノリ気だが表向きだけな気もする。リーリウムの企みにとっくに気付いててあえて乗ってたり?リーリウム家の失墜とか排除が狙いとか…。うーん、最後まで何を考えてるか全く読めん主人公だw ただ、ロッタちゃん狙われて今度はニーノ...
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