2017
03/29
水

神投げっ放しエンドだったけど、シェイカーたちのぬくもりと強い気持ちを感じる最終話でした。
神に最も近い長岡とマユミと戦うタヅナたち。
最終話の本編は彼らのバトルシーンが所狭しと描かれましたが、ジグラートを自分のフィールドに塗り替えながら爆発する鞠を次々と作り出して放つマユミに最後まで苦戦を強いられましたね。
そしてタヅナとコヨリの噛み合った攻撃を凌ぎ、爆発する鞠にその身を焼かれながらも襲いかかるのをやめない長岡にタヅナたちは追い詰められて行きましたが、やがてマユミに限界が近いことが分かり、コヨリが彼女と手を繋ごうと手を延ばした辺りから形勢は変わって行きましたね。
長岡が研究所から連れ去ったことで分かたれた姉妹は、かつての手を繋いでいた関係をコヨリの頑張りで取り戻したんですね。
そして実はずいぶん前から話せるようになっていたマユミも薬の力ではなく長岡と繋がっていることを彼に気づかせ、自分に時が無いために何もかもかなぐり捨てた長岡が自分を取り戻すのを待っていたと云う感じでしょうか。
戦いはタヅナとコヨリが手を繋ぎながら勝利を掴みましたが、彼ら二人だけでなく、長岡とマユミが繋いだ手の中にも長岡が捨てたはずのあったかいものが蘇っていたんではないでしょうか。
それをずっと待っていたマユミと、彼女の気持ちにデレるのを隠そうとする長岡の二人が微笑ましく感じる戦いの結末でしたが、タヅナとコヨリの二人と戦った誰もが、バトルする必要なんて無かったと思えるような楽しそうな日々を迎えているのが不思議なところですね。
ラストに現れた神がなんのためにハンドシェイカーの力を与え、人々を戦わせているかの理由は明かされませんでしたが、タヅナとコヨリに負けることで、自分の頑張りを頼りに夢に向かって走り出した元シェイカーたちの姿に神の意図が隠されていたのかもしれませんね。
ちょっぴり考えさせられるラストの戦いと、コヨリちゃんとマユミちゃんの姉妹をとても可愛く感じる最終話になったんじゃないでしょうか。
いづれ神との戦いも何処かで見れることがあるといいですね。

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