2017
04/08
土

交渉が一つのキーワードになるのかな。
前日譚の0話では外務省のタフネゴシエーター真道にとっての交渉がどんなものであるかが金属加工会社を舞台に描かれましたが、この第1話は0話のラストで突如現れた謎の立方体に、真道の乗ったジャンボ機が飲み込まれる少し前の時間からスタートしましたね。
およそ2000mに達するだろう高さと横幅を持つ立方体が鎮座する空港や、ビル群のそびえ立つ街からそれがどう見えるかという美しくも驚愕的な景色のカットに力の入った作品である事を感じましたが、立方体から現れたヤハクィザシュニナと真道の絡みをはじめとする交渉というものが物語の一つのキーになって行くんでしょうか。
情報も無く手探りで内閣府で進む対応会議に、物理学者の品輪彼方がツカツカーと現れた時にはゴジラ映画のワンシーンが過ってニヤリとしてしまいましたが、立方体を解明しようと楽しそうに色々試してみる彼女が面白かったですね。
戦車のスラロームと走行しながらの射撃や、惑星探査機のようなものがマニピュレーターを伸ばしたり、メカニズム的な楽しいシーンも、立方体の動き変化し続ける外観のCG作画と相俟って、ストーリーと併せて絵作りの方も興味を持って見て行きたいと思うものになっていたんじゃないでしょうか。
さておき、ラスト間近で立方体の一角が内部から続く階段に変化し、真道に続いてヤハクィザシュニナが人類の前に姿を現しましたが、次回は真道が立方体に飲み込まれてからの展開が時間を少し遡って描かれるようですね。
通信機器を使わずに多くの人に直接言葉を伝えていた風のあるヤハクィザシュニナと真道の初遭遇が一体どんなものであったかを楽しみに、先ずは次回を待ちたいと思います。






- 関連記事
COMMENT