神撃のバハムート VIRGIN SOUL 第7話「The Day of Victory」感想 無惨なり！ベルフェゴール。

アザゼルさん、あんたやっぱりポンコツだよ。
ハグしてもドキドキしないニーナに、あろうことかキスまでしようとするなんて！

戦勝祭のパレードが始まり、ダンテ率いる悪魔たちが一斉に蜂起しはじめましたが、ニーナが変身したレッドドラゴンの力を当てにしていたアザゼルの目論見は見事に外れてしまいましたね。

そしてニーナ自身も彼にハグされてもドキドキしなくなった理由にまだ気づいてない様子でしたが、シャリオスに恋をしたことでアザゼル含め他のイケメンに反応しなくなっているのは間違いないですね。

しかしシャリオス目掛けて攻撃し出した悪魔たちの動きを今更止めることもできず、彼らが魔鎧兵に次々と倒されて行くところは魔弓の光や巨人が動き回るので、さながらSTAR WARSのジェダイたちが一方的にやられて行くシーンのようでしたが、巻き込まれた市民から見ればテロ以外の何ものでもなかったですね。

そしてカイザルは悪魔が人を襲い、人が悪魔を殺戮することがやがて世界を救いようのない憎しみの続くものにしてしまうのを止めようとしているのですが、なんとも力不足で何もできていないのが切ないところです。

ラスト間近になって戦うダンテたちの前に現れたアザゼルも、ただ自分を標的に差し出して約束を果たせなかったダンテとベルフェゴールをなんとか逃がそうとしますが、哀れダンテは眉間に矢を受け、彼の死に叫んだベルフェゴールも巨人の拳に潰れてしまいましたね。

お話の序半は祭りでオムレツを売るニーナや、大人の階段を登った頃を思い出すリタの楽しげなシーンから始まりましたが、ニーナを約束の場所で待つアザゼルの映る街並の何処か静かな雰囲気に嵐の前の静けさを感じていましたが、ラストに進むに連れて悪魔にとってあまりにも惨い展開になってしまいましたね。

そして、カイザルの想いはもうこの世界やシャリオスに届くことはないんでしょうか。
バッカスが誰かに似ていると言ったムガロは今のところジャンヌの子供ということだけが明かされていますが、1期のヒロインだった半神半魔のアーミラと無関係ではない感じが濃くなって来たんじゃないでしょうか。

まさかのアーミラのその後を気にかけていたファバロがムガロをジャンヌに預けたのではないかと云う考えまで浮かんで来ましたが、神、悪魔、人、バハムート、そしてドラゴンの関わる世界の行く末にムガロがキーパーソンとして関わってくるのは間違いなさそうですね。

ともあれ、美人のベルフェゴールが退場してとても残念な気持ちでいっぱいですが、仲間が全て死に絶えただ一人の反乱者となったアザゼルとシャリオスの決着のつき方を楽しみに、次回を待ちたいと思います。