2017
05/29
月

雷に好きな女の子、狸の苦手なものは狸それぞれのようですね。
早雲のお葬式から始まり、夷川家から出奔していたはずの長男・呉一郎が銀閣と金閣を連れて詫びを入れに来るところがありましたが、ケツの毛を毟ってくれと尻を差し出す金閣たちがコミカルでしたね。
しかし呉一郎は今後も僧侶を続けて行くんでしょうか、諍いを乗り越えて今生きている我々がどう生きていくかが大切と三匹の気持ちを受け止めた矢一郎に玉蘭も惚れ直したようですが、早速矢三郎と海星の許嫁の約束を復活させて両家の結びつきを深めようとする動きが出てきましたね。
さておき、二代目と弁天が相変わらずソリが合わないようですが、何気に京都タワーをdisりながら描かれた清水寺からの眺めが美しかったですね。
そういった物語の舞台が美しいのも有頂天家族の見どころのひとつですが、桃仙ママンの苦手な雷の鳴る空の様子もピカピカしてひとつひとつの場面が本当によく作られているのを感じました。
ただ桃仙ママンは雷が鳴り出すと何処に居ても急に化け術が解けてしまうほどなので、心配した息子たちが急いでママンのところへとやって来ましたが、化け術に問題のある矢二郎が来てくれたのは彼女にとってはひとしお嬉しいことだったのではないでしょうか。
ともあれ、そんな幸せそうな場面にしっかり加わっている玉蘭がもう矢一郎と一緒になるのは規定路線のようですが、下鴨家と夷川家のためにと矢一郎から許嫁の話を復活させたいと言われた矢三郎と海星の方は、一筋縄では行かないようで、矢三郎は神社の奥にテントを張って帰って来なくなってしまいましたね。
いい考えがあると言い出した玉蘭の采配だったのか、海星が矢三郎を迎えに行っていましたが、彼女がやって来てくれたそんな状況にあっても海星とは一緒にならないと口厳しい言葉を向けてしまう矢三郎が、彼がいつも言うところの阿呆でしたね。
思えば天満屋に化かされて熊になった彼が商店街で暴れそうになった時、海星が現れて化け術が解けたのは伏線だったんですね。
涙を浮かべながら矢三郎の前に現れた海星に、思わず化け術が解けてしまった矢三郎は、自分の弱点に気がついたんでしょうか。
その弱点とは海星に化け術が解けてしまうほど惚れていたと云うことなんですが、狸に戻った自分の様子に驚いてないで、早く自分の海星への気持ちに気づいて欲しいものですね。
何処に向かっているのか分からない矢四郎の可愛い研究者姿も楽しめた、面白い展開のエピソードでした。
雷と好きな女の子、狸の苦手なものは狸それぞれと言ったところでしょうか。
次回も楽しみにしたいと思います。
















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すみませんがコメント返信は明日に失礼しますm(_ _)m
Wisp-Blog 2017/05/30 -
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