2017
07/04
火

真道ゆきかの誕生は、人と異方の両方にとっての正解だったのか。
真道が好きすぎるザシュニナの執着と悲哀がヒシヒシと伝わってくる展開でしたが、まさか自分のモノにならないからって真道の心臓をぶっこ抜くとは思いませんでした。
そしてその後に真道と沙羅花の間に産まれたゆきかが登場するわけですが、製作所でスーツを作ってもらった後に現実世界との相対時間をずらして子作りに励み、そこで花森にゆきかを16年に渡って育てて貰って、最後のザシュニナとの交渉に臨んでいたと云う展開に驚きました。
しかしザシュニナによって真道が亡くなり、ゆきかによってザシュニナがこの世界から消えてしまったことは悲劇としか思えず、旅立った娘と同じくラストで画面から姿が見えなくなった沙羅花もまた、今生を捨てて別の生へと移って行ったとも受け取れる締めくくりは何処か寂しいものがありましたね。
そしてワムをはじめ異方の力を失った人類が、それでも異方との出会いとその存在を知ったのは無駄では無かったと前を向く総理に感慨深いものを感じましたが、予想のつくはずも無いラストの展開が面白く、人の力強さと愛を感じる作品だったと思います。
またこういうSFを扱った面白い作品を見てみたいですね。




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最終回 第12話 ユキカ ザシュニナと対峙する真道。ザシュニナは真道に会いたがっている。一泡吹かせられれば良い。宇宙と人類、異方と異方存在、結局は俺とお前のことを話そう。この世界、宇宙は低次元だ。この世界に誕生した特異点が人類。それは計算限界を容易に越える。真道の完全情報同一体を作った。しかし本物とは異なる、ザシュニナの同一体でも同じ。同一の物に1以上の情報を与える力、内側から発する力。 真...
ぬる~くまったりと 2017/07/04
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