メイドインアビス 第2話「復活祭」感想 アビスの底にて待つー。探窟家の母が名誉も金も捨てて守ったもの。

母の封書に記されたレグに似た者は、ロボットである彼の仲間なんでしょうか。
そして、リコたちとレグのことを色々感づいていそうなのに、何も言わずにいるジルオはとっても良いお兄ちゃんなのかもしれない。

探窟家の熟練度と能力が、彼らの持つ笛の色によってランク分けされている事が明らかになりましたが、探窟に行ったまま消息を絶っているリコの母親のライザはチームを率いるほどの実力者でその胸には白い笛が揺れていたんでしょうね。

そして探窟から帰還した者がライザの笛と彼女の書いた封書を持ち帰り、検閲の末にリコの手に渡る事となりましたが、12年の月日を経てリコが見る事になった封書には、アビスの底で待つと書いてあり、これからリコは母親との再会を賭けて大穴へと挑んで行く事になりそうですね。

一方ではシギーの調べによってレグが遺物録に載っていない奈落の至宝である可能性が浮上し、彼の事が大人たちに知れると分解される恐れがあることを回避するために、あえてリコたちのリーダーであるジルオに探窟家志望の孤児として合わせ、なんとかレグを孤児院の新しい仲間と云うポジションに上手く入れ込みましたね。

しかし前回リコが起こした騒動を知るジルオは、あの時レグをリコたちが隠していたと気づきそうなものですが、そこは分かっていても黙っていてくれた気もしますね。

そしてリコが2歳の時に生き別れた母のライザの弟子だった彼は、突然母の形見のような白い笛を手にしたリコに当時の話をしてくれましたね。

それによれば大穴の深層に国からの依頼で貴重な遺物をチームを率いて回収に行ったライザが出発時にリコを身ごもっていて、他国に依頼された探窟家たちとの戦いや仲間の死を乗り越えて目的の遺物がある場所にたどり着いたものの、オースの呪いと呼ばれる肉体への悪影響から産まれたリコを守るために、遺物を含め全ての益をライザが捨てた事をリコは知ることとなりました。

そして封書には母が書いたと思われるアビスの底で待つと云う言葉を見てしまっては、リコはもうそこを目指すしかないですね。

はたして母のライザが生きているのかは分かりませんが、アビスの底からやって来たと思われるレグもリコの運命に大きく関わって来るのは間違いなさそうです。

オープニングとエンディングの絵が可愛くて仕方ありませんが、他の探窟家との遺物を巡る争いや危険な異生物ありきのアビスの底へのチャレンジは、その可愛い絵とは裏腹な厳しい世界を乗り切っていかなければならないものになるんでしょうか。
いよいよ探窟が始まる次回を楽しみにしたいと思います。













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空と夏の間さん