神撃のバハムート VIRGIN SOUL 第15話「City of the Gods,part1」感想 息子と再会したジャンヌの喜びもつかの間、エルが世界を救うとか言い出した。

まだ何か企んでいるガブリエルと反撃の機会を待つルシフェル。
同族の悪魔を切ってまで生き延びてしまったアザゼルは、混乱極まる世界をエルと共に駆け抜ける運命を背負っているのだろうか。
だとしたらそれこそがジャンヌにエルを身篭らせたミカエルの、神と悪魔と人の関係を修復する十数年に及ぶ計ではなかったのか…。

ルシフェルが姿を見せていよいよ終盤へ入って行くのを感じさせる回でしたが、大嵐を抜けて神の国にたどり着いたジャンヌがエルと再会するシーンは、ニーナじゃなくてもホロリとするところでしたね。

エルの面倒を酒の褒美に釣られて引き受けたバッカスさんがニーナが再会を喜んで自分に飛びついて来ると勘違いしたところは笑ってしまいましたが、そんな状況の中でもまだエルを使って何かしようとしているガブリエルが怖いんですが、シャリオスに敗れたのが彼女を更におかしな方向へと走らせるんでしょうか。

反撃の機会を待つルシフェルによってシャリオスに従う漆黒兵や悪魔の力を抑え込む力が永遠に続くものではないと明かされましたが、シャリオスが再び世界のバランスを崩すほどの力を持つ超破壊兵器の使用を躊躇わない理由もそこにあるようですね。

ともあれ、なぜ自分を人と戦わせたのかとガブリエルに食ってかかりそうなエルが、ジャンヌが知っていたかつてのエルのままではないと云うのが浮き彫りになりましたが、自分救い、多くの悪魔をたった一人で助け続けて来たアザゼルを彼は正義の人と呼ぶんですね。

そしておそらく自分が世界を救うと言い出したエルはアザゼルの元へと向かうんだと思いますが、彼の力とアザゼルの哀しみ、そしてそこに三種族の共存を願うカイザルと機会を得たルシフェルが掛け合わさってどんな結末を迎えるのか楽しみなところですが、予想もつかないクライマックスを迎えるのは第1期からのお約束になるのを期待したいですね。

ポイントはなぜジャンヌが子供を授かったのかと云うところと、シャリオスが全ての者たちからこれ以上嫌われないようにしたいと願うニーナの行動だと思いますが、先ずは囚われ組のアザゼルとカイザル、そして行方知れずのファバロの方のお話を楽しみに、次回を待ちたいと思います。
















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ひえんきゃくさん